プロダクトデザインコース

【展覧会情報】棒と人との新しい関係展

こんにちは、プロダクトデザインコースです。

 

6月の日差しが日に日に強まり、日中には汗ばむほどの陽気を感じる日も増えてきました。

 

そんな季節の移ろいのなか、皆さまにご覧いただきたい、素敵な展覧会のご案内です。 

 

 

 

「棒と人との新しい関係展 | 道具と人との新しい関係展 No.8」

New relations between a tool and a person  /  introduction

 期間 2025年6月10日(火)〜2025年6月22日(日) 12:00~20:00

場所 MEDIA SHOP gallery1&2

京都市中京区河原町三条下る一筋目東入る大黒町44 VOXビル1F

 

■■■展覧会サイトはこちら■■■

 

 

この展示はプロダクトデザイン学科の大江先生と2~4年生の学生が一緒に行うプロジェクトで、学科の良きDNAを受け継いでいくため、学年を縦断した勉強会から始まっています。

2年生~4年生の個性豊かな面々が同じテーマに挑み、毎年、モノと人との新しい関係性を探り、再定義するようなクリエーションを行っています。

これまでも「箱」や「ふた」といった我々が当たり前のように使っている道具をテーマにし、道具と人の関係性を再定義した作品づくりを行ってきました。

 

展示では、作品だけでなく、その思考のプロセスなども見ることができる内容になっており、毎年、展示のアンケートでも「面白かった」「視野が広がった」というようなお声をいただいています。

ぜひ、みなさんのご来場お待ちしています。

 

 

 

 

 

道具と人の新しい関係 展  /  紹介

私が大切にしている研究の一つに、道具と人との新しい関係性を探ることがあります。

 

ある目的を持って生まれた道具が、時代が変遷する中でずっと同じ関係性を人と結んでいる事への問いです。

 

例えば、スプーンと人との間に形成できる有効な関係性は、食べ物を口に運ぶ以外には無いのだろうか?というようなことです。

 

時間の経過と共に社会の在り方や人々の生活も変わっていく中で、道具の役割も再定義ができると考えてこれを探究しています。

 

私たちが長い時間使い続けてきた道具には、その道具が持つ歴史や発達の経緯があります。

 

それを活かすデザインは、新しい道具をつくることにはない親しみと新鮮さ、そして道具の背景にある深い物語性を暮らしにもたらします。

 

そうして生まれた再定義の結果は、私たちの人間性を保つことに寄与し、社会を良い方向へ動かしてくれる力を持ちます。

 

道具が備えている前提を活かすことで生まれる普遍性と、前提を覆すことで生まれる創造性が、そういった力の源のように思います。

 

この研究テーマは、大学の教員となって最初に取り組んだものです。学生にその手法を共有するようになったのは2017年からです。

 

それ以来、年に一度手法を共有しながら学生の探究をサポートし、その裏で私自身も学生と同じテーマで探究を行い、自身のプロセスを見せる取り組みを行っています。

 

これまでに行ってきた展示の一部をここで紹介いたします。 もし良ければ、次回の展示もご高覧下さい。

 

 大江 孝明

 

 

 

 

 

「棒と人との新しい関係展 | 道具と人との新しい関係展 No.8」

New relations between a tool and a person  /  introduction

 期間 2025年6月10日(火)〜2025年6月22日(日) 12:00~20:00

場所 MEDIA SHOP gallery1&2

京都市中京区河原町三条下る一筋目東入る大黒町44 VOXビル1F

 

 

 

 

 2022-2023

New relations between a lid and a person / ふたと人との新しい関係展

 

 

 

 

 

オープンキャンパスのお知らせ!

次回のオープンキャンパスは6/29(日)開催!
プロダクトデザインコースでは、デザイン基礎講座『勝手にオミヤゲをデザインしてみよう』を開催します。

普段と違ったテーマの授業となりますので、前回参加された方もぜひご参加ください🌷


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