- 2025年7月4日
- イベント
6/29 入試対策ミニオープンキャンパス🧶ご参加いただきありがとうございました!
こんにちは、美術工芸学科 染織テキスタイルコースです!
6/29(日)に開催された入試対策ミニオープンキャンパスにお越しの皆さま、ご参加いただきありがとうございました。
今回はその中から、美術工芸基礎講座
👐「手ざわりのちがう布を使った立体造形をつくろう」👐
をご紹介いたします!
人間には、見る、聴く、味わう、嗅ぐ、皮膚で感じるという5つの感覚(五感)があります。
今回は皮膚で感じる感覚『触覚』に注目して、さまざまな素材を組み合わせていきます。
使用する素材は、普段の授業でもお馴染みの糸
ポリエステルのチュールやオーガンジーなどの生地
この他に気泡緩衝材(プチプチ)やメッシュシート、テグス(透明な糸)などを用意しています。
これらを組み合わせていくわけですが、ロープを裂いたり…
生地を裂いて新たな糸として使用したり…
こちらの想像を超える動きが繰り広げられていました。
一体どんな世界が見えているんでしょう…。
それでは完成した作品の中から一部をご紹介します!!
「水面」💦
角度を変えた生地が波のうねりを表現しているように見えますね
透け感のある工夫も厚い夏にピッタリ!
「退廃と調和」🌀
布を切ったり折ったりするだけでなく、細かく裂いたりちぎったり縄の向きにもこだわって制作されていました。
皆さんタイトルを考えることに悩んでいましたが、このタイトル付けも今回の講座で大切なことなんです。
「くもの巣」🕷
手ざわりのちがう素材を多く組み合わせ、まるで大量の獲物がかかった蜘蛛の巣を表現したこちらの作品は、
テグス(透明な糸)を使うことで吊るしたりショルダーバッグのように肩掛けにすることもできるんです😍
これには先生方もビックリ!
今回の講座で使用した素材は白や生成りなどが多く、ほとんど色がありませんがそんな中でも面白い世界がたくさん生まれていました。
さわり心地のちがう布を組み合わせて立体をつくるという今回の体験は、単に形をつくるだけでなく、素材を見る目を育てるレッスンでもあります。
大きく分類すると以下の4点を育てていきます。
・繊維を触ってみる→触覚を鍛える
・分類してみる→体感を意識
・言葉で表してみる→触覚の視覚化
・タイトルをつけること→見立てる力
普段なにげなく身の回りにある素材に少しちがった角度から向き合うことで、ものごとの見え方や考え方が少し変わるかもしれません。
「手ざわり」の違いから感じとる感覚や、素材を面白がる力を、これからもぜひ育てていってくださいね✨
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さぁ~て次回のオープンキャンパスは?
7月です!
7月26日,27日にブース型オープンキャンパスが行われます。
詳細はオープンキャンパス専用サイトより
ご確認ください。
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