アートプロデュースコース

学生紹介(耕三寺顕範:13年度入学)

自分の持っている力・必要な力に気づく

kosanji

  アートプロデュース学科2回生

  耕三寺顕範くん

 

 

-ASP学科を選んだ動機-
私はもともと、アートとはほぼ無関係の人生を歩んでいました。高校は理数科に所属し実験をする毎日。卒業後一般の大学の工学部で情報工学について学んでいました。 ところが、大学の勉強の内容にあまり興味が持てず、実家が博物館を経営していて学芸員資格を取得したいと思ったのもあって、ASP学科を受験しました。

数ある大学の中から京都造形芸術大学ASP学科を選んだ理由は、かなり実践的な授業が行われていること、入試回数が多くて受験しやすいことでした。

 

 

-ASP学科で学んでいること-
一回生での授業はACOPとARTZONEが二本の柱になっていました。
ACOPでは、前期に今までのアートの歴史のレクチャーを受けたり、実際に対話型鑑賞の鑑賞者 として作品をみていくことで、後期の準備運動をおこないます。そして後期は、対話型鑑賞のナビゲイター役として受講生全員がナビゲイションの訓練をします。この授業ではアートだけでなく、人とのコミュニケーショ ンや自己分析など学べることは多岐にわたります。私はかなりチャレンジングな作品をナビゲイションしましたが、人と人の関わり方などを考えさせられ、今後の人生にも影響するような授業でした。
ARTZONEではギャラリーの運営を一回生から行います。私は主に、搬入作業などの現場での仕事に携わりました。展示のプランニングから始まり、仮設壁の設計、作品の固定方法、ライティングなどを作家さんと相談しながら行います。実際の作業は深夜に及ぶこともありますが、オープニングの時の達成感は格別です。

 

 

-今後やってみたいこと-
「将来、これをやりたい!」といった明確なテーマはありません。私は飽きやすい性格ですが、よく言うといろいろなものに興味が有るということだと思います。ASP学科で学べる分野は無限にあります(自分が動けばですが)。学生のうちにあらゆることに手を出して、いわゆる「何でも屋さん」のような人になりたいです。

 

 

-これからASP学科にくるみなさんへ-
この学科に入るのに必要な力はありません。ここでは、自分が持っている力を伸ばすこともできます。持っていない力は、必死で取得するしかありませんが、 それを先生方や先輩がサポートしてくれます。さらに言えば、自分の持っている力や必要な力が何かに気づくところから始まります。自分一人では自分のことな んて何もわかりません。ここに来て、他人と密接に関わることで、初めて自分が見えてきます。

 

〈2014/5更新〉

 

 

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学科運営のHPでは、ほかの在学生インタビューも公開しています。

 

 

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