アートプロデュースコース

学生紹介(岸上千秋:13年度入学)

関わりから自分を知る

kishigami

  アートプロデュース学科2回生

  岸上千秋さん

 

 

-ASP学科を選んだ動機-

私は小さいときから絵を描くことが好きだったのですが、特別得意という訳ではありませんでした。それでも、美術と関わる仕事に就ければ良いなと考えていたところ、この学科を知り、正直どんな学科かよくわかりませんでしたが、楽しそうだったので選びました。今でもこの学科についてはよくわかっていない部分が多いです。でも、思っていたより幅広く勉強することができるような気がしています。

 

 

-ASP学科で学んでいること-
人と会話をしまくっています。私は人と話すことがとても苦手で、お友達も相当少ないのですが、この学科には人と話さざるを得ないACOPという授業があります。自分の考えていることを整理して言語化し、相手に伝わりやすいように話すことは、思っているよりも難しいです。他人が言っていることの意味を正しく 受け取ることもとても難しく、普段どれだけ適当に会話していたのかを思い知らされました。また、他人と時間を共にしければならないことが嫌でしたが、 ACOPは授業の一環で仕方がなかったので、どうすれば楽しくなるかを考えていました。嫌だと思っていても何も変わりませんが、自分が少し意識を変えるだ けで場を楽しくすることはできます。先生や先輩に直接教わることだけではなく、自分自身でも知らぬ間に何かができるようになっていたということが、この学科に入るとたくさんあると思います。

 

 

-今後やってみたいこと-
自分自身について考えていきたいと思います。まず、自分自身とは一体どこまでなのでしょうか。私は、お洋服も私であると考えていますし、言葉使いなどもそうだと思います。自分とは一体何なのだろうと漠然と考えるのではなく、そういったものと自分の関わりについて考えるということが、自分を知るきっかけになるのではないでしょうか。まだ具体的には決まっていませんが、卒論でも、人とものの間にある「何か」について書いてみたいと考えています。

 

 

-これからASP学科にくるみなさんへ-
はじめは何をしたら良いかわからないという人も多いと思います。たくさん悩んで、何もかもを投げ出したくなることもあると思います。でも考え続けてください。泣いて怒って考えて、人間らしく生きていると、自分はこういうことがしたいのかもしれないと思う日がいつか来るのではないでしょうか。「人間は考える葦である」という言葉が私は好きです。考え続けることで、自分のできることとできないことも理解でき、その上で何事にも取り組んでいけるようになると思います。

 

〈2014/5更新〉

 

 

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