日本画コース

【BUKATSU】日本版ステンシル!

こんにちは。日本画コースです。

蒸し暑い日がつづきますね…!

 

 

遅くなってしまいましたが、先月行われた「BUKATSU」の様子をお伝えしていきたいと思います!!

今回のお題は【日本版ステンシル】です。

 

“日本版ステンシル”ということで伊勢型紙を使って

金箔による刷り文様「印金」の制作をしました!

 

▼まずは中神先生による導入から。

 

 

▼伊勢型紙と文様の説明

 

 

▼中神先生が用意された文様の中から好きな文様を選んでいただきました。

 

 

印金は中国では鍾金(しょうきん)と呼び、

(※「一張羅」の羅はここから由来しており、一丁の羅…すなわちとても高価な着物という意味です)

を使い漆や糊を塗りその上に金箔を置いたものです。

日本では鎌倉時代以降に大変高価な裂として珍重され現在では墨蹟や古筆(古い時代の有名な人が書いた手紙や歌など)

の名物表具裂の中に見る事ができます。

 

 

▼事前に用意した伊勢型紙紋型を使い、箔押しをしてみる

 

 

▼各自、選んだ文様をデザインカッターを使って切り抜く

 

 

▼自分が作った型紙を使って糊を塗る

 

 

▼糊を塗り型紙を取り除くと、紋様の上だけに糊が残るのでその上にそっと金箔を置く

 

 

▼糊が乾いたら刷毛で余分な箇所の金箔を除去していくと…!!!

 

 

▼美しい金箔紋様が出現!!!

 

 

この技法、今では使われなくなってしまいつつある古典技法なのですが、

自分の制作にも使え、年賀状をとびきり豪華にできたりします!!

作った作品は皆さんにお持ち帰りいただき、今回のBUKATSUは終わりました。

 

 

次回の日本画のBUKATSUもお楽しみに!!

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