- 2014年10月1日
- ニュース
こども芸術大学 学祭ものがたり3
「本屋」(4歳児)
私は物語を書くのが好き。
3歳の頃から、ううん、もしかしたら生まれたときから、
私は色んな世界を想像してきたのかもしれない。
だから、本屋をつくることを決めた。
最初は、一人でやろうと思ったの。
だって、私はまだ字を書くのに自信がないし、
私が苦手ってことは、皆もまだ字が書けないし、それってお客様に失礼でしょ?
一人だけ、一緒にお店をやってもいいなと思える友達がいたの。
だから、途中からは2人でするお店になった。
年少さんも「入れて」って、やってきたけど、絶対ダメ。
だって、私の本屋さんは、本物の本屋さんだから。
毎日、毎日、本を書いたよ。
先生は勝手に「えほんやさん」って言ってたけど、違うの。
本屋なの。だって、ものがたりなのよ。
本がたくさんできて、お母さんが、一生懸命それを字にしてくれた。
この本屋は、私の自慢の本屋なの。
沢山あるけど、一番のおすすめは
「パイナップルおうこく」
一緒にお店をした友達の本では
「太ってしまったパパ」が売れ筋だったわ。
(田畑聡子)