情報デザイン学科

タイポグラフィ漬けの1日!

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先日、第21回目となる「タイポグラフィ特講」が行われ、

3名のゲストに以下のテーマでお話いただきました。

 

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河野 三男 「イギリスのモダンローマン体」 オースティンとマーティンの活字について その骨格と誕生背景

 

杉下 城司 「スイス・スタイル・タイポグラフィのサンセリフ体」 金属活字からデジタルタイプへ

 

白井 敬尚 「文字とビジュアル」 ブックデザインと展示デザインのケーススタディ

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何やら難しそうなテーマですが、

モダンローマン体とは、↓のように文字の太い所と細い所が極端にはっきりしている、

18世紀に誕生した書体の種類です。

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スイス・スタイルとは、↓のように癖のない汎用性の広さが特徴の、

20世紀に誕生した書体の種類です。

両方とも私たちの日常の様々な場面でよく使われていますが、

こうして並べると違いがよく分かりますね。

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欧文は書き文字から始まる長い歴史の中で、

たくさんの書体が作られてきました。

書籍、ポスター、看板や、パソコン、スマートフォンなどの媒体に合わせて、

読みやすさや伝える情報・感覚など、

用途によって「文字」だけでもたくさんの細かいデザインがされています。

 

今回の講義では、

それら書体にまつわる歴史・社会背景や、

実際のデザインにおいてどのようなプロセスで書体が使われているのかを、

じっくりと合計5時間(!)にわたってお話いただきました。

 

聴講していた1年生にとっては普段の授業とは全く違う濃密な講義になりましたが、

講義の後も先生に質問をしたりと、

まさしくタイポグラフィ漬けの充実した1日になったのではないでしょうか。

 

お越しいただいた先生方、ありがとうございました!!

 

 

↓ 佐藤淳先生が所有されている、今では1冊○万円とも言われる貴重な資料も自由に閲覧できました!

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