授業風景
2014年11月28日 授業風景
先日、3年生のタイポグラフィの授業で文字彫刻を行いました。
文字彫刻とは木や石などに彫刻刀を使って文字を彫ることで、
墓石や表札などでも馴染みがありますね。
今回は彩玉ボードという板に文字を彫刻しました。
この素材は木材と違って繊維方向がないので、非常に滑らかに
線を彫ることができます。下書きしたボードに、薬研彫りという
溝がV字型になる彫り方で彫り進めます。
文字の形体を実際になぞることでより理解が深まるという
ことが狙いの授業ですが、みんな彫るという作業に熱中し、
その姿は真剣そのもの!
文字は自分の名前だったり、好きな単語だったり、
それぞれが自由に選んだのですが、
選んだ文字によって難易度も違ったようです。
もっと簡単な文字を選べば良かったと後悔する人もちらほら。
曲線や直線、それぞれの文字の持つ特徴を身をもって体感したようですね。
この授業ではこれまでにも文字を学ぶために様々な実習が行われてきました。(実習の様子はこちら)
現代ではデザインの世界でもパソコンで文字を入力することがほとんどで、
文字の形体一つ一つについてじっくりと向き合う機会は少なくなってきています。
そのような中で実習を通して文字を体得するという非常に貴重な経験を
学生達は積んでいるようです。
スタッフ:フジカワ
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