文化財保存修復・歴史遺産コース

学生作品展!

19、20日は学園祭とともに、学生作品展が開催されました!

歴史遺産のブースには、2日間あわせて662人の方にご来場いただきました。ありがとうございます。

DSC_00115

 

展示作業がはじめての学生も多く、みんな試行錯誤しながら開催に至りました。

日ごろの学びの様子が窺える、いい展示となりました。

そのようすを少しお伝えしますね!

 

DSC_0013

 

まず入り口すぐは、Dクラスの寺町調査班の展示です。

このクラスは調査させていただきました立本寺さんの模型を作り、寺町古文書調査の内容とともに、見て知っていただける展示でした。

 

はじめの挨拶文「こもんじょ」がとても学生らしく、いい文章でした。(これは来ていただいた方は頷いてくださるはず!)

 

模型作りには四苦八苦しながら、それでもいいものができるようにと遅くまで残って製作していました。その甲斐あって、とてもいいものができました!

DSC_0017 (2)

 

DSC_0016

 

次に、伊達先生担当のCクラス(民俗文化財の保存修復)の展示です。

こちらの授業は、お借りした民具を用いての実習から、その保存と修復方法について学びます。展示では実物の民具や、学生が関わった真田山陸軍墓地の墓石クリーニング作業、また被災しただんじりの整理作業についてなど、体験した実際の保存修復作業について解説しました。

 

DSC_0018

 

DSC_0020

 

そして伎楽面と衣装をまとったインパクトの大きいマネキンがお出迎えしてくれるのが、

岡田先生担当のAクラスです。Aクラスは前半に伎楽に用いるお面を乾漆技法で製作し、後半は伎楽の伝統的な衣装製作を行いました。衣装は天然染料を用いて、縫製まで学生たちが行いました。はじめて体験することが多いクラスではありますが、みんなの努力の成果が展示でうかがえます!

 

DSC_0028

 

DSC_0026 - コピー

 

最後は大林先生が担当するBクラス。こちらはクラスの中でもまた4つの班にわかれ、装潢文化財の修理実習を行いました。各班で資料調査をし、修理計画を立てていきます。巻物・写真などなど、ひとつひとつのものについて詳しく知ることのできる展示内容でした。班ごとに特徴があり、おもしろい展示でした。

 

 

 

この学園祭での学生作品展は、3回生が、自分の選択した分野やこの学科で学んだ内容について振り返るいい機会になったと思います。

 

また、研究を行うのは個人ではありますが、研究内容を他者に伝えることは重要であり、理解してもらう工夫も必要となってきます。

 

文章では伝わりにくければ図や表、または模型・・・などという方法を用いてアプローチする、ということをこの3回生の作品展で実感したのではないでしょうか。これからの3回生の成長がとても楽しみですね!!

 

 

 

<226227228229230>