- 2024年8月7日
- イベント
【7月OC歴史遺産ブース「貝合わせ」レポ!!】
こんにちは、歴史遺産学科研究室です。
7/27・28にブース型オープンキャンパスが行われました。
歴史遺産ブースでは「平安貴族の遊び」をテーマに貝合わせのワークショップを実施しましたので、
その準備の様子も含めてお届けします!
【貝合わせとは】
貝合わせは、はまぐりの貝が対となる特質を生かした遊びです。平安時代から行われるようになりました。中世以降、貝の内側に「源氏物語」等を主とした華やかな絵が描かれるようになり、はまぐりは対を違えないところから、夫婦和合の象徴とされ、近世には公家や大名家の姫君の輿入れの調度品の一つとされました。
それでは、貝合わせの準備の様子をのぞいてみましょう!
今回用意したはまぐりがこちら!
中身を取り外し、一度漂白して天日干しします!
※中身はおいしくいただきました。
蝶番など、とがっている部分を取り除きます!この作業が以外と大変で時間がかかりました!
下処理が終わると、次は下地塗です。
今回は、黄色ジェッソ3度塗り、金色ジェッソ2度塗りで発色を良くしていきます!
今回は遊びの体験も行うため、遊び用の絵付けありの貝を学生に描いてもらいました!風神雷神がとてつもなくかわいいです!!
それでは当日の様子です!
絵付けブースと遊びブースに分かれてワークショップを行いました!
遊びブースの奥には木村先生のコレクションも設置しています。
なんと大盛況で、用意したはまぐりがなくなり、急遽アサリで代用するなどハプニングもありましたが、無事に終えることができました!
暑い中、ご来場いただきありがとうございました!貝合わせ絵付け・遊び体験はいかがでしたでしょうか?持ち帰ったはまぐりは一個ですので、観賞用になりますが、同じ処理を踏めば作成できますので、是非お家で増やして遊んでみてはいかがでしょうか?
8月24日(土)・25日(日)
体験型オープンキャンパス開催!文化財保存修復・歴史遺産コースでは、「歴史都市・京都の近代化遺産を読みとく」をテーマにフィールドワークを行います。ご予約お待ちしております。