文化財保存修復・歴史遺産コース

歴史遺産学演習Ⅰ Aクラス~授業2回目~

こんにちは。歴史遺産学演習ⅠAクラスの2回目の授業の概要を報告します。

前回、この演習で学生から乾漆伎楽面作製のリクエストがあったことを報告しましたが、午前中、お面作りで必要になる赤土を大学の近くで採取してきました。

山道に露出している赤土を、目立たないように少しだけいただいてきました。

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採取した赤土を実験室の前の通路で篩でふるって石や木の根などを取り除きました。

 

 

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今日はとても天気が良かったので、休憩時間にみんなで仲良く日向ぼっこです。

 

午後は山崎先生がこれまでになさった仏像修復のさまざまな事例を紹介していただきました。

そのあと、前回の授業の最後に山崎先生から「作りたいお面の写真や図面を各自、探してくること」という宿題が出ていましたので、全員で、お面の写真類を山崎先生にチェックしていただきました。

 

 

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面白いことに、みんなが提出したお面は一つも重なるものがありませんでした。

 

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ですが、それらのなかには「できるかなー」と先生がおっしゃるような、とても複雑なお面を選んだ人もありました。

山崎先生から、「実際にお面を作ろうとすると、もう少しいろいろな角度の写真が必要」との指導をいただいて、また写真や図面を探す宿題がでました。

 

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一方、4回生による木彫の伎楽面の模刻も進んでいましたので、山崎先生に2回目の指導をしていただきました。

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顔の表情がだいぶ鮮明になり、伎楽面(獅子児)らしくなってきました。

どのように仕上がってゆくのか、今後も楽しみです。

 

 

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