- 2016年2月4日
- 日常風景
2月3日 豆まき~節分~
今日は節分。
瓜生山の鬼からの手紙が届いていたからなのか、竹の棒を片手に持ち登校してくる年長の男の子。
「この棒はどうするの?」と聞くと「鬼が来たらこの棒で戦うの」と即答。
こども芸大から見える瓜生山から鬼が来るのではないか、ドキドキしながら登校してくる子どもたち。
「今日は手紙来てないの?」など、朝から鬼の話がよく出ていました。
朝の時間では、ヒイラギの葉にいわしの頭を結び、焼い嗅がしをして玄関に飾りました。
「鬼は魚の匂いが嫌いなんだって」「ヒイラギのトゲが怖いんだよ」と子どもたちと会話をしながら楽しみました。
そしてホットプレートの上では豆まき用の生豆を子どもたちと一緒に炒りました。
活動ルームに豆の香ばしい匂いが広がりました。
今日は節分。季節が分かれる日。
春に向けて、元気に健康でいられる準備をするために豆まきをしました。
『おにはうち』の絵本を読みました。
どうして鬼に豆を投げるのか、子どもたちは様々な考えを読み聞かせの中で話してくれました。
絵本を読み終えると、豆を入れるための三方作りをしました。
二通りの作り方を提案しました。親子で好きな色の折り紙を使って折りました。
名前や模様を描いてオリジナルの三方が出来上がりました。
上手に作れた三方を片手に、このポーズ!
三方を作り終えると豆を入れてもらいます。
その後は母企画であるペープサートを観ました。
年中のお母さんが台本を作ってくださり、『豆まきの由来』をテーマにお話をしてくださいました。
みんなの中に泣き虫鬼や食いしん坊鬼がいたら、鬼に豆を投げることで良いものが入って来るんだよ、
ということを伝えてくれました。
すると…
何かに気づく子どもたち。
小声で何かを話す子ども。目が点になり固まっている子ども。
その先には鬼が!!
鬼役は年少のお父さんとお母さんが夫婦でやってくださいました。
サンタさんが来たときは子どもたちは嬉しくて、待ちきれず走りだしていましたが
なぜか今日は鬼の様子を伺うように外を見ていました。
みんなでウッドデッキに出て「おには~そと。ふくは~うち。」と大きな声で言い、豆まきをしました。
豆まきが終わると『春の海』が流れてきました。
「次はなに~?」と子どもたちが振り返ると、そこにはお福さんに扮した年長のお母さんたち。
紙吹雪の中、「お福さん」登場です。
健康な春を迎えられるようお福さんが年の数に一つお豆を足して、子どもたちに配ってくれました。
みんなで炒ったお豆を美味しくいただきました。
外はまだまだ寒い冬ですが、明日からは立春。
暖かくなる春に向けて、健康で元気いっぱいに遊び
4月に進級する子どもたちを大人たちは楽しみにしています。
(小林織香)