アートプロデュースコース

【特別講義レポート】『働くということ』山本淳さん、市川大介さん、高橋哲也さん、岡崎大輔さん

4月20日(水)に、太陽工業株式会社の山本淳さん、市川大介さん、株式会社マンダムの高橋哲也さんと、本学アート・コミュニケーション研究センター講師の岡崎大輔さんをお招きし「働くということ〜オヤジ世代から、息子・娘世代に伝えたいこと。」と題して、今年度最初の特別講義を開催しました。

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まだ入学したばかりの1回生から今まさに就職活動真っ最中の4回生までが参加した本講義。

自分の将来を考える上で、「働く」ということに具体的なイメージができている人もそうじゃない人も様々な中で、最初に『働くと聞いてイメージすること』を周りの人話しながらそれぞれ書き出して、全体を見て回りました。

 

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「楽しい」「社会貢献」などのポジティブな意見もあれば「従属」「歯車」などのネガティブな意見もあり、それぞれの様々な考えが浮かび上がってきました。

 

 

では、今回のゲストが大学生だった頃はどうだったのか、そして今、会社組織の中では管理職に就かれている3名の「働く」とはどういうことなのか、4つのトークテーマに基づいて、かなり踏み込んだところまでお話しいただきました。

 

【トークテーマ】

①会社で自由なことはできますか?

②達成や成長を感じることはありますか?

③ひとりで働くのと、チームで働くのではどちらがいいですか?

④好きなこと、やりたいことを仕事にできていますか?

 

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滅多に聞くことのできない、第一線の企業で働く人の言葉から学生たちが学んだこと・感じたことをレポートから一部抜粋して掲載します。

 

 

・「働く」ということに対して、自分が真っ先にイメージすることは「辛い」「楽ではない」と言ったマイナスのイメージの方が多かった。もちろんお金が入るという物質的なプラスのイメージもあったが精神的にプラスになるイメージはなかなか出てこなかった。私もいずれ社会に出て行くのだとしたら、苦しい嫌だと思うよりは、楽しむ方法ややりがいを見つける方が自分の人生にも他人にとってもプラスになるし楽しいと思った。

 

・今までははたらくということについてしっかりと考えたことがなかったし、自由がなさそう、つまらなそう、大変そうというイメージの方が多かった。でも今日の講義を聞いて、自由も楽しさも全部自分次第だと思った。高橋さんの「やりたい仕事をすることよりも、どんな人とどんな関係性でやるかが重要」という話が印象に残り、私もそんな風に仕事がしたいと思った。

 

・私が今夢が定まらず、どのような方面に行くのかがまだはっきりしていません。そのため「働く」とは何かを考えたことがなく、大人になったら働くものだと思い込んでいました。自由や達成感は人それぞれの感じ方がありますが、多くの人と働く醍醐味や、信頼を得て日々成長するという点で4名とも共通していました。

 

・働くなら「絶対に自分の好きなものに携わることじゃないとできない!」「楽しんで好きなものに囲まれたい!」と思っていたけれど、今日のお話しを聞いて、どんな仕事でも楽しもうとする姿勢がないと何もできないし、えり好みしていたら可能性も技量も広がらないと思いました。

 

・働くとは自由な時間を失うものだと思っていました。ですが、むしろ自由は与えられるものと決めてしまう事こそが不自由であるとよくわかりました。

 

・「好きなこと、やりたいことをやっている気はなく、やるべきことをいかに面白くできるかに重点を置いている」という話。ストンときた。

 

・どんな仕事でも、面白いことを探してやり続ければ「好きなことを仕事にする」だけでなく「仕事を好きなことにする」ことができると思った。

 

・働くことに対して嫌なイメージしかなかったのですが、「働く」も今の延長なんだと思いました。自由はあるかないかではなく、作ることができる。ネガティブにはならずアクティブになろうと思えました。自分のやり方次第で気持ちも環境も変えることができるのではないでしょうか。

 

・働くことは想像しているよりもずっと刺激的なのではないかと考えることができました。就職が不安がありましたが、今回の講義を聞いて楽しみになってきました。

 

 

 

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