アートプロデュースコース

【特別講義レポート】『制作と実験』八木良太さん

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10月6日に開催した後期第一回目の特別講義は、アーティストで本学の空間演出デザイン学科の講師もされている八木良太先生に『制作と実験』というテーマでご講義いただきました。

私たちは目で見たり、耳で聞いたりを通してものごとを知覚しますが、その過程で無意識に情報は選別されて、見えているのに見なかったり、聞こえているのに聞いていなかったりしているものごとも存在します。

八木先生はそんな私たちが取りこぼしている世界に関心を持って、メディアを使った作品を制作されてきました。

そこで今回の講義では、これまでの作品紹介を通して、さまざまな「見える/聞こえる」についてお話しいただきました。

 

現役で作品を作り続けているアーティストの生の声を聞くことができて、ASP学科の学生にとってとても貴重な時間となりました。

 

 

学生レポートから

 

・「見える、見えない」をテーマにした作品は非常に興味深いものでした。人間は普通見えた下、見たものを言葉するものですが、今見ている光景をそもそも伝えることは不可能だなということも考えさせられました。八木さんの作品にはこの世界で一度しかない瞬間を感じさせるものが多いと思いました。

 

・作品を見た人が感性で見てくれているおかげで自分が考えている以上のものが始まるというのは、本当にいつもACOPできいていることだなと思ったし、実際に制作をしている人から聞くとよりリアルに感じられました。

 

・作品を見に来たお客さんが感じ取ることは人それぞれ違うし、その違いを共有することは本当に難しいと思います。

 

・八木さんの作品を見ていると、何かと何かを組み合わせることによって、違う見え方や感じ方、発見があるのではないかと問われているかのように感じました。また意識することってこれほど面白いものなんだと改めて感じました。

 

 

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