- 2016年11月22日
- ニュース
京町家の宿 「たわら庵」オープン!
こんにちは。副手のノブモトです。
このたび、京都御所南エリア俵屋町の
明治30年築の京町家を居宅・工房から、
2軒の宿泊施設へとリノベーションした「たわら庵」が
11月20日にグランドオープンしました!
【元秦蔵六邸(※)として代々使われてきた京町家です】
それにあたりキャラクターデザイン学科が8日(火)、内覧会にご招待いただきました。
株式会社レーサム様が鎌倉でオープンした
コミュニティ・ホステル「WeBase鎌倉」に
産学連携プロジェクトで春から秋にかけて係ったキャラクターデザイン学科。
この「たわら庵」については残念ながらご一緒することは出来なかったのですが
鎌倉に引き続き京都にも新たに宿泊施設が完成したということで
キャラクターデザイン学科の学生のために内覧会の時間を設けていただきました。
「株式会社レーサム」産学連携プロジェクト詳細については是非こちらから!↓
https://uryu-tsushin.kyoto-art.ac.jp/detail/44
京都市役所に近く利便性も高い立地でありながら周辺はとても静か。
元の町家の素材を生かしつつも宿泊施設としての機能を追求されています。
元茶室が帳場になっていたり、
井戸もあった元工房が大きな坪庭に面した床暖房付き瓦タイル貼りになっていたりなど
リノベーション前の写真を見るとその変わりぶりに驚きます。
【リノベーション前】
【リノベーション後】
中庭もライトアップされ、すごく贅沢な空間です!
内覧後には、株式会社レーサム経営推進室副室長である磯部さまから「たわら庵」を
オープンさせるまでに行われたことなどのお話をお伺いしました。
プロとして当たり前に行っている仕事量や情報収集の多さ、
そして完成までのスケジュールを聞き、
自分たちが産学連携で関わっていた時とのスピード感の違いに
学生たちの表情も驚きとともに改めて気持ちが引き締まったような印象でした。
見学という機会でもなければそうそう宿泊出来ないグレードのお宿…
いつか泊りに来られるよう頑張りたいものです。
グランドオープン、おめでとうございます!
京町家の宿「たわら庵」
http://www.machiya-inn.net/machiya/tawara-an.html
※秦蔵六
江戸後期の初代秦蔵六より代々続いている青銅器の創作で名高い金属工芸師。
江戸期には孝明天皇の御印や将軍・徳川慶喜の黄金印、
明治に入ってからは天皇御璽(ぎょじ)・大日本国璽(こくじ)の
鋳造などを手がける。
以後、代々「蔵六」の名と伝統の鋳金技法を現在は六代目が継承している。