日本画コース

【日本画】京都巡り

 

こんにちは。日本画コース非常勤講師の佐竹です。

 

5/31日金曜日、一年生の授業は京都文化博物館 学芸員の西山剛先生の引率のもと、

京都巡りに行ってきました。

梅雨入りしたのが嘘のような快晴で、

高野川、出町柳商店街、下鴨神社、京都考古資料館、清明神社、白峰神宮を歩いて巡りました。

 

まずは集合場所の出町柳駅から高野川におりて鴨川や京都の水についてのご説明がありました。

 

 

次に向かったのは出町柳商店街 桝形。

ここは京都アニメーション制作の「たまこマーケット」の舞台モデルにもなった商店街で、

アニメを見ていた学生たちは写真を撮ったりアニメの話で盛り上がっていました。

また、もともと出町柳付近は福井県の小浜から続く鯖街道の終着地点で物流の拠点でもあり、

京都の食文化についても触れられました。

 

 

 

商店街の中には和菓子屋や漬け物屋、スーパーマーケットなどがあり買い物客や観光客でにぎわっています。

続いては世界遺産でもある下鴨神社に移動し、糺の森や神社の歴史、

毎年5月に行われている葵祭などについてのご説明がありました。

各自お参りをしたあとは境内の見学やおみくじを引いたりして楽しみました。

夏の御手洗祭りもおすすめです!

 

 

京都御所付近でお昼休憩のあとは京都考古資料館に移動しました。

資料館は入場無料で現在は伏見人形の展示会を開催していました。

伏見人形は伏見や深草付近で作られている土人形で、

今回の展示では発掘された江戸時代や明治時代の型からつくられた再現品や、

当時作られた人形が展示されていました。

 

絵付けや着彩の過程で膠や胡粉・顔料を使用するということもあり、

学芸員の方の説明を皆熱心に聞いていました。

 

 

続いてはご存知平安時代の陰陽師 安倍清明をお祀りしている清明神社に移動しました。

もともと清明が住んでいた屋敷の跡地に建てられた神社で、

境内のいたるところに清明のシンボルである五芒星の紋が描かれていて独特の雰囲気がありました。

漫画や映画のなかでの陰陽師っぽく、式神召喚ごっこ!

 

最後に向かった先は白峰神宮です。

白峰神宮は崇徳天皇・淳仁天皇をお祀りしている神社なのですが、

社地が蹴鞠の宗家だった公家の飛鳥井家の屋敷跡地で、

摂社の地主社には蹴鞠の守護神である精大明神がお祀りされています。

 

現在ではサッカーをはじめとするスポーツにご利益があるとされ、

スポーツチームや学生が大会優勝を祈願しにやってくるそうです。

 

京都の歴史と現代の生活、サブカルチャーとの関わりも交えたお話で、

とても有意義で面白い時間になったと思います。

冬にも西山先生をお招きして京都巡り第二回が行われます。

季節がかわればまた新しい発見があると思います。第二回をお楽しみに!

 

 

美術工芸学科非常勤講師 佐竹龍蔵

 

〜美術工芸学科HP〜

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