こども芸術学科

【授業紹介】石膏を知ろう

1年生の「造形表現Ⅱ」の授業では、パルプやこうぞを使って紙すきを行い、紙を作ったり、紅茶を煮詰めてインクを作ったり、葦(あし)という植物を使ってペンを作ったりと、様々な素材に触れてきました。

 

今回触れるのは石膏です。

石膏というと、石膏像や、家の壁面など、すでに固まって出来上がったもののイメージがあると思います。どのように形を作っているかというと、粉の状態の石膏と水を混ぜて液状にし、型に流し込み、乾燥するのを待つ。これだけです。水と混ぜてから20分ほどで固まり始め、すぐに形ができるのが魅力です。

授業では、身の回りにある卵パックや紙コップ、お菓子のプラスチック容器などを型として使いました。

IMG_0661

IMG_0668

IMG_0628

IMG_0622

IMG_0646  IMG_0638  IMG_0632

IMG_0625

白いまま石膏を固めた後は、色を混ぜて型をとっていきます。紙コップで固めるときに違う色を数回に分けて入れると、紙コップをはがした後にきれいな色の層ができます。

また、少量の場合すぐに固まることから、ビニールの上に流して偶然できた形のまま固めたり、たまごパックの型をとって、スーパーによって微妙に形が違うことに気づいたりと、色々な発見があったようです。

 

「子どもたちを対象に、石膏でワークショップをしたら、どんな発見をしてくれるのかな」という声もありました。「造形表現Ⅱ」の素材に触れる授業で、制作や保育、さらにはワークショップなど、色々なことに繋がる種を発見してほしいです。

                                                                                                                              (大塚:スタッフ)

<227228229230231>