こども芸術学科

【授業紹介】ファブリックボード制作

2年生の造形基礎Ⅲの授業では、木材を使った制作を行います。こどもの環境においても、木の素材はとても相性のいい素材です。木を素材とした造形を通して、形作ること、木の性質などを学び、ものづくりを体験します。

 

これまでの授業で、木材の種類、重さ・硬さ・匂いに触れ、素材を理解し、自分でデザインを考えたバターナイフを制作しました。そして今回は、ファブリックボード制作を行いました。

 

バターナイフもちらっとご紹介!形や使いやすさ、さわり心地、それぞれのこだわりが詰まったものになっていました。

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◆◆ここで解説◆◆◆◆◆

ファブリックパネルとは木製のパネルに布(ファブリック)を貼り付けたインテリアの総称です。( ファブリックボード、アートボードなどと呼ばれたりもします。) 絵を飾るように壁に布を飾る。 ファブリックパネルは北欧やヨーロッパの国々で昔から親しまれてきました。

今回作るファブリックボードがコチラ(昨年の2年生が作ったものです)

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凸凹に加工した木材を直角に接合して木枠を作り、そこに布を張ることで、ファブリックボードが完成します。

木材にはあらかじめ自分で線を引き、その通りにノミで削ろうとするのですが、木目の流れや節の位置によってノミの入り具合が違い、なかなか思い通りにいかないようです。

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さて、ノミでの加工が終わったらいよいよ組み立ての作業です。

凸凹の部分を組んだ状態にし、電動ドリルで細い穴をあけていきます。穴を開ける場所を確認しながら狙いを定めて…

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そして穴をあけた場所にボンドを付けた竹串を打ち込んでいきます。余った部分は手で折った後、ノミで削り取ります。竹串が釘の役割をするとは…!IMG_1166

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枠が仕上がったら、ヤスリを掛けて表面を滑らかにしていきます。完成まであと少し!どんなファブリックボードが出来上がるか楽しみです。

                                          (大塚:スタッフ)

 

 

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