文化財保存修復・歴史遺産コース

第3回!歴史研究クラブ-装飾料紙を作ろう!-

こんにちは。歴史遺産学科の副手Kです。

今回は1119()に開催された歴史研究クラブの様子をお届けいたします!

 

 

歴史研究クラブ2017年度 第3回目となる今回は、奈良時代からの技術を体験 装飾料紙を作ろう!と題して、

染め、金や銀の細かい箔を散らすなどの様々な技法によってつくられる装飾料紙を作る体験です!

 

装飾料紙とは手紙や書物に施される装飾のことをいい、今も当時の美しさを遺しているものがたくさんあります。

 

 

 

まずは大林先生より装飾料紙についての講義を受けました。

 

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講義で基礎知識を学んだ後に、装飾料紙作り体験です!

今回、平安時代に行なわれていた「漉きかけ」という、紙漉きの時に染めた繊維で料紙を作成しました。

 

 

 

まずは自分が描きたい模様のデザイン案をスケッチします。

 

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デザイン案が完成したら、紙漉きです!

 

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紙の繊維を細かくし、攪拌します。

ムラのない紙をつくるためのネリを加えて、原料の完成です!

 

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皆さん、初めての紙漉きで手の動かし方に苦戦されていましたが、回数を重ねるうちにコツを掴んだようで、

最後の方は手慣れた様子でした!

 

そして漉いた紙に染めた繊維をのせていきます。

 

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色を重ねたり、ぼかしたり、丁寧に模様を描いたりと様々です。

色使いにもそれぞれの個性が現れていますね。

 

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染めた繊維を溶く水やネリの量で紙にのせた時の風合いが変わるのもおもしろい点です。

皆さん、濃いものから薄いものを工夫しながら使い分けていました。

 

 

乾燥すると色や模様の雰囲気も変化するので、完成が楽しみですね!!

 

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短い時間でしたが、皆さん一生懸命取り組んでくださり、とても充実した歴史研究クラブとなりました。

楽しんで取り組んでいただけてとても嬉しく思います。

 

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!!

 

 

 

 

そして今年度最後となる、次回の歴史研究クラブは123()に開催されます!

 

次回は京都仏像探訪と題して、永観堂の「みかえり阿弥陀仏」を見学します。

実際に現地に赴き、みかえり阿弥陀仏の秘密にせまりましょう。

 

気になる方は、是非ご参加ください!みなさまのご応募お待ちいたしております!

 

 

 

 

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【第4回 歴史研究クラブ】

京都仏像探訪-永観堂-

 

日時:123() 13:0016:00 

集合場所:京都造形芸術大学 人間館(NA)4階 歴史遺産学科自習室

集合時間:12:45 ※当日はスタッフが待機していますので、全員で実施場所へ移動します。

解散場所:見学場所へ移動後、現地での解散となります。

対象:高校生・受験生

参加費:無料

持参物:筆記具・ノート ※12/3はフィールドワークのため、歩きやすい服装・靴でお越しください。

 

お申込はこちらから!

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