文化財保存修復・歴史遺産コース

【歴産OG体験談が行われました!】

こんにちは、歴史遺産学科研究室です。

6/13(金)3・4回生対象の「歴史遺産学総合演習Ⅰ/Ⅲ」の3限に、卒業生をお招きして、卒業後の進路についてや学部時代の卒論、就活の話等をインタビュー形式でお聞きしました。在学生には事前に質問を募り卒業生から体験談やアドバイスをお話しいただきました

 

まず、登壇いただいた卒業生をご紹介いたします。

 

【松本優樹さん】

 植彌加藤造園株式会社の庭園部に所属し、庭園の育成管理や作庭、文化財修復を行っています。

 

【山田亜侑さん】

 本学の大学院に進み、膠の溶解の違いに着目した研究を行っています。

 

【橋本みなみさん】

 一般職に就き、小売業者で接客として働いています。

 

今回は、そのOG体験談のインタビュー内容を一部ではありますが、お伝えいたします!

※松)松本優樹さん

 山)山田亜侑さん

 橋)橋本みなみさん

 

Q.進路の決め手は?

松)教員志望でこの学科を選んだ。しかし、授業で庭園と出会い進路が変わった。純粋に面白そうだと思ったことと、体を動かすことが自分に合っていると思いこの道を選んだ。

山)この研究に対して悔いの残らないようにしたいと思い、大学院で続ける道を選んだ。

橋)インターンをたくさん受けたうえで、働きながら学べる職場を選んだ。

 

Q.卒論で今こうしておけばよかったことは?

橋)卒業がかかっているため、焦りがあり考え込みすぎてしまった。楽しく執筆してほしい。

山)方向性を変更し、他の人よりも出遅れてしまった。テーマは早めに決定したほうが良い。

松)行動を早めに起こしておけば、情報をもっと集められていたかもしれない。

 

Q.就活と卒論、両立できた?

松)教職の授業で忙しい時期もあったが、両立はできていた。

山)大学院の試験は論文審査があり、論文執筆が試験準備につながっていたため両立できた。

橋)初めから両立できないと分かっていたため、3回生を就活に充て、4回生で研究に打ち込んだ。

 

Q.進路先で歴産の学びは活かされた?

松)造園会社は活かせる場面が多い。特に歴産で学んだ文化財の扱い方については大いに活かせている。

山)この大学の院に進んだため、そのまま研究に直結して活かせている。

橋)直接的には活かせていない。しかし、歴産4年間で学んだアプローチの仕方や物事の考え方は様々な場面で活かせている実感がある。

 

途中、先生からの質問もありました!

 

Q.将来成し遂げたいこと、その志は?(宇佐美先生)

松)大きな現場を任されたい。そのために日々現場で学び、力をつけている。

山)将来は文化財に携わる仕事がしたい。学芸員や公務員(文化財課)を志望。

橋)自分に自信をもって幸せに生きたい。そのために今できることを精一杯頑張っている。

 

最後に後輩へのアドバイスをお聞きしました!

 

Q.後輩にアドバイスは?

松)どんな職業であってもしっかり調べ、様々な職場を見ることが大切。論文については計画性を持って取り組んでほしい。

山)少しでも興味のあることは、挑戦していくことが大切。その世界に飛び込むことで視野が広がる。

橋)就職活動に卒論研究で大変な時期だからこそ、自分を大切にして、無理せず頑張ってほしい。

 

すべてのインタビュー内容を紹介することはできませんでしたが、卒業後も自分の意志をしっかり持ち、仕事や研究に打ち込んでいることが伝わってきました。これから3・4回生は卒業論文に向けての研究や就職活動が本格化していきます。今回、歴史遺産学科の卒業生からのアドバイスを参考に残りの大学生活のビジョンを立てることができたのではないでしょうか。

 

ご登壇いただいた、松本さん、山田さん、橋本さん、ありがとうございました!

 

【参考サイト】

植彌加藤造園株式会社

植彌加藤造園 -京都で、日本庭園をはぐくむ-

https://ueyakato.jp/

(参照 2025-06-20)

 

 

 

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ご来場お待ちしております!!

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