文化財保存修復・歴史遺産コース

第4回!歴史研究クラブ-京都仏像探訪-

こんにちは。歴史遺産学科の副手Kです。

今回は123()に開催された歴史研究クラブ第4回目の様子をお届けいたします!

 

 

今年度最終回となる今回は、京都仏像探訪と題して、フィールドワークで

永観堂禅林寺の「みかえり阿弥陀仏」を見学し、みかえり阿弥陀仏の秘密に迫りました!

 

 

 

集合し、まずは坪井先生より永観堂の歴史や境内についてレクチャーを受けます。

フィールドワークにおいて事前の予習は大切です!

 

基礎知識を学んだあとに、いざ永観堂へ!

 

 

1

 

秋はもみじの永観堂と呼ばれる有名な紅葉も赤く色づいており、とても綺麗でした。

 

まずは釈迦堂、御影堂です。

同時に寺宝展も開催されており見学しました。

 

2

 

堂内の装飾や障壁画などそれぞれの作品の歴史的背景、修復の技術について先生方より解説があり、

高校生たちが一生懸命耳を傾けている姿が印象的でした。

 

 

そしてみかえり阿弥陀仏が安置されている阿弥陀堂へ!

 

3

 

阿弥陀堂では、みかえり阿弥陀仏の特徴や説話についての解説とともに、

阿弥陀堂内の建築彩色の特徴や保存方法についての解説もあり、じっくり見学しました。

 

阿弥陀堂の内部には赤青緑黄白などの顔料で、波の文様や幾何学模様等の他、飛天や龍の絵などが描かれていました。

顔料は膠で木材に接着されていますが、外気にさらされることで、温湿度の変化や排気ガスなどの影響を受けやすく、

絵具の剥落や木材の劣化などが起こりやすいのです。

実際の修復箇所を見ながら、修復の技術についても学びました。

 

 

 

様々な角度から自分の目で見て、技術のすごさやその当時の考え方などを感じとることが

できるのもフィールドワークの醍醐味ですね!

 

 

4

 

そして京都の町並みが一望できる多宝塔へ!

 

5

 

ここでは町並みを見ながら、現在と昔の違いについて学んだり、景観を守ることについて学びました。

私たちが普段、当たり前に見ている町並みや山々も、先人がのこしてきたものだという意識を持つことで、

見方や考え方が変わってきます。

 

 

 

 

 

6

 

帰り道には先生方と楽しそうにお話している様子も。

天候にも恵まれ、とても充実した歴史研究クラブとなりました!

 

基礎知識を蓄えた状態で実物を見ることで、いつもと違った視点で見れたり、考えたり

することが出来たのではないでしょうか。

 

 

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ご案内

「はじめての芸大1日体験」

 

これから自分の将来について考えはじめる人にぴったりの企画です。

特別講義やキャンパスツアー、学食体験で大学のことをより深く知ることができるだけでなく、

絵画・デザイン・造形・イラスト・こども芸術・歴史文化の全6コースから授業を選んで体験できます。

一足早く芸大生になったつもりで授業を体感しませんか?

友達や学校の先生に話を聞くよりも、もっと芸術大学のことがよくわかるようになります!

 

歴史遺産学科では「日本の伝統技術を体験!ミニチュア屏風でフォトフレームを作ろう」

と題して、伝統的な屏風の構造を学び、技術を楽しく体験できるワークショップを企画しています!

まだ定員に若干余裕がありますので、ぜひご参加ください!!

 

 

日程:20171217()

時間:10:0015:309:30受付開始)

会場:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス

 

お申し込みはこちらから!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<161162163164165>