こども芸術学科

永田萠先生 特別講義 「ようこそ絵本の世界へ」

本日は永田萠先生に特別講義をしていただきました!永田萠先生はイラストレーター、絵本作家、こども未来館館長、などなど様々な肩書きをお持ちで、約40年間イラストレーターとして第一線で活躍されている先生です!

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***永田萠先生のご紹介*****************
兵庫県加西市のお生まれで、出版社などでグラフィックデザインの仕事に携わられた後、1975年にイラストレーターとして独立されました。豊かで美しい色彩から生み出される独特の「花と妖精」の世界は、国内外を問わず広く親しまれています。
画集やエッセイなど、これまでに約150冊余を出版されています。一方、広告媒体や企業商品等のコマーシャルアートの他に、公共機関に設置される陶板画や舞台ホールの緞帳など、幅広く作品を展開されています。
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今回、イラストレーターとは何か 絵本作家とは何かについて、ご自身の経験から、わかりやすく熱心に学生ご指導していただきました。
先生は、数年間グラフィックデザイナーをされた後、26歳の時に絵を描きたいと思い、イラストレーターの道へ。やなせたかし先生に師事し、カラーインクを使った表現の多彩さを見たやなせ先生から「カラーインクの魔術師」と評されたそうです。
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長年カラーインクを使って表現されてきた永田先生でしたが、展覧会で原画を展示するにあたり、カラーインクが退色してしまい、長期の保存、展示が難しいという問題が発生しました。そこで、先生は退色しにくいリキッドのアクリルカラーを使った表現を模索し、十数年前から表現手法をアクリル絵の具に切り替えられそうです。
「大切なことは描きたいものが自分の中にはっきりとある事。足りない技術は自分で補っていけばいい。長年使ってきたカラーインク(表現技法・技術)にすがるのではなく、自分が大切な事、必要とする事に技術を合わせていく。近年ようやくリキッドのアクリルカラーで思い通りに描けるようになってきた」とおっしゃられていたのが、とても印象的でした。
【震災後に描かれた作品】
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学生からは「たくさんの積み重ねを経て自信をつける事の大切さを知った」「永田先生のイラストの美しい世界に引き込まれた」「将来のロールモデルとして、とても参考になるお話を聞くことができて嬉しかった」という声が。
永田先生、貴重なお時間のなかで、学生達にとって実りある特別講義をしていただき、本当にありがとうございました。
                                         (大塚:スタッフ)
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