油画コース

【油画】卒業生、山邊桜子さんの個展に行って来ました

昨日も暑かったですが、油画コースの卒業生、山邊桜子さんの個展最終日に行って来ました。
大阪、梅田近くの芝田町画廊、出品作はすべて油彩で総数26点!
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山邊さんは2012年に大学油画コースを卒業した後、3年間ほどギャラリーなどで働きました。
ギャラリーを選んだのは、絵から離れると続けていけるか解らなかったため、そのような環境に身を置きたいと考えてのことだったと。
でも、なかなか自分の制作ペースを作ることが出来なかったそうです。
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現在は京都の大学で経理事務をして働きながら、頑張って制作を続けています。
定時出勤・退社で休日もしっかり取れ、職場の方に制作していることも理解をしていただき、仕事と生活との両立がバランスよく叶っているそうです。
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展示された作品はグラスのなかで溶けていく氷をモチーフにしたもの。
季節柄、涼しげです笑
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一番大きな目玉作品は F100号を2点横に並べた大作でしたが、月のクレーターのようなマチエールと、鮮やかな線描が上手く絡み合った作品で、ぼくはその作品が一番いいと思いました!
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振り返れば、学生の時から氷を使ったドローイングをあそびでやっていたそうですが、今やっと自分の制作と繫がったと。
うんうん、そういう感じ、よく解ります。
あそびは無目的で、面白いからやっていても楽しくて苦にならない。
でもそれが自分の表現に使えるようになるまでには、熟成期間というか、時間の経過も必要です。
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油画(在学当時は洋画)コースでの学びを振り返ってどうだったか聞いてみました。
当時は、1年次の京造ねぶたが有名なマンデープロジェクト授業が面白く、それを先輩の立場でサポートするTeaching Asistant(現在はLearning Asistantと呼ばれています)もやったり、全学的なプロジェクトにも参加したりしていて、誰かと一緒に何かすることに興味があって、必ずしも油絵でなくてもいいと考えていたそうです。
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そうそう、そう言えば当時の油画コースの金曜午前プレゼン授業で、おにぎりをつくって振る舞ってくれたのを覚えていますよ!
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そのような経験を存分にしたからこそ、4年生のときには、すんなり油絵を描きたいという気持ちになったそうで、一番大きな卒制を描こうと頑張ったとのこと。自分のやりたい気持ちに忠実に行動した結果なのかも知れませんね。
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卒業した今は、先生から言われた何気ない言葉がとても有難いと感じているそうです。また、大学や教室を使い倒すつもりで頑張っていたが、もっと学べたかなと思うと、不十分だったかもと。
いえいえ、絵描きは人生をかけて描いていきますから、きっと学生の時分は精一杯吸収していたのだと思いますよ。
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山邊さん、これからも楽しんで描き続けて下さい!
(油画教員:森本)
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