- 2018年10月2日
- ニュース
【油画】Painting Laboratory 303_♯005 企画展のお知らせ
油画コースが運営するアートスペース「Painting Laboratory 303」より、第5回企画展のお知らせです。
Painting Laboratory 303_♯005
OBSESSION CONCEPTION POSSESSION EXTRA
– ドローイングから読み解くコンセプト –
【展覧会情報】
■会 期 :10/1(月)~10/18(木)*10/18まで会期を延長致します。
■Open :Monday ― Saturday/12:00~19:00
■Close :Sunday
■会 場 :Painting Laboratory 303(NC棟3階 油画コースアトリエ内)
〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116
【関連イベント】
■アーティストトーク
… 10/3(水)16:30~17:30 / 笹口数 × 古屋俊彦 × 藤本ゆかり
■オープニングパーティー
… 10/3(水)17:30~/ドリンク及び軽食をご用意
■会 場
… Painting Laboratory 303(NC棟3階 油画コースアトリエ内)
笹口 数 Kazz Sasaguchi
1962年生まれ。アーティスト。1990年代の終わりより、見慣れた対象の背後にある集団的な記憶を探る試みを、入念なリサーチや建築デザインの経験をベースにした様々なメディアやスケールでの作品制作を通して継続している。近年はLocation Zeroの概念をもとに、人間的な時間、人間的な空間の記憶を、より広範な時の周期、より深淵な光の運動のなかに重ね見る試みを行う。
主な展示に「Winter Stars In The Mid Summer Sky」 (エントランスアートワーク、エビススバルビル 東京)などがある。http://www.kazzsasaguchi.com
古屋 俊彦 Toshihiko Furuya
1960年生まれ。芸術家、哲学研究家。法政大学大学院修了。文字、線、人為的制作物、結晶、固有名詞などに関する実験芸術作品の制作、文字の歴史研究、映画作品や写真作品の成立過程研究、文学作品の試作、芸術批評、展覧会企画を行う。
主な展示に、1998年「連鎖構造の決定をめぐるギャンブルのルール」(宮城県美術館)、 2000年「文字と音響との交換に於ける回帰的な伝達の遅れ」(川崎市市民ミュージアム)、 2011年「非周期的結晶」(20202)などがある。http://www.furuyatoshihiko.com
藤本 ゆかり Yukari Fujimoto
インディペンデントキュレーター、ギャラリスト。1994年よりギャラリーや美術館勤務の後、独立。2000年から5年間、東京代々木でオルタナティブスペースOFF SITEを共同で運営し、展覧会の企画を担当。2009年より東京代々木上原でサウンドアート、コンセプチャルアートを紹介するギャラリー20202(ツーオーツーオーツー)を運営している。2017年よりObsession Conception Possession展を企画、主催者として活動を開始している。
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「Obsession Conception Possession」とは制作の始まりから、つくられた作品が社会的な位置を持ち得るまでのプロセスを言葉として置き換えたものです。このテーマでこれまで東京と京都の二会場でコンセプチャル・アートの展覧会を開催してきました。今展ではこのテーマの根幹をなすコンセプトを具現化する方法の一つとして、ドローイングに焦点を当て、これまでの Obsession Conception Possession展 の主要作家である笹口数と古屋俊彦という二人の作家の作品を紹介します。
笹口数は建築をバックグラウンドに持ち、多様なスタディやリサーチに基づいたデータを元に、主にインスタレーションを、そしてタブロー作品も制作しています。その上でドローイングは笹口のアイディアを身体的に置き換えて具体化する、最も思考の原石に近い作品と言えるでしょう。
古屋俊彦は哲学というバックグラウンドを持ち、その思想を美術作品として昇華します。制作の手法としてアルゴリズムによるプログラミングを行い、ランダムに出力される全ての異なるパターン(図像)がドローイング作品となっていきます。
コンセプトを中心に置きながら、異なる方法で作品にアプローチする二作家のドローイング作品を中心に、美術制作に於ける新たな視点を考察する機会になればと考えます。
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みな様、ぜひご高覧下さいませ。
「Painting Laboratory 303」について、詳しくはこちらよりご覧頂けます。