- 2018年7月11日
- 日常風景
【授業紹介】表現演習IC写真基礎_フィルムカメラ実習
こんにちは、情報デザイン学科です。
今回は2年生を対象とした写真基礎の授業風景をご紹介します。
この授業はフィルムカメラとデジタルカメラの両方を使い、
スタジオでのライティング撮影や暗室でのプリント作業といった実習を通して、写真技術全般に触れることを目的としています。
今回は、モノクロフィルムを使ったフィルムカメラの実習です。
機材使用に関する講義や風景撮影を経て、この回では学生同士で被写体となり野外と室内に分かれてポートレート(人物写真)を撮影しています。
フィルムカメラはデジタルカメラとは違い取り直しができないため、みんな綿密に構図を決めて撮影に望んでいるようです。
フィルムは 、36枚撮りのものを使用。
どんな風に撮影できているかは、現像するまでのお楽しみですね!
一方室内のスタジオでは、バック紙を背景に撮影を行っています。
スタジオ撮影は野外撮影と違い、天候に左右されずに安定して撮影できます。
撮影が終わったら、いよいよフィルムを現像していきます。
まずは現像タンクという入れ物に、フィルムと薬剤を入れ撹拌します。
薬剤は、現像液・停止液・定着液の3種類を使用し、時間を測りながら薬剤を入れ替えての作業・・・みんな真剣な面持ちで取り組んでいました。
一連の作業が終わったら、現像タンクからフィルムを取りだして水洗いをしていきます。
現像がうまくいっているか、先生にチェックを受けている学生も見受けられました。
無事に現像が出来ていたようで、一安心ですね!
水洗いが終わると、レールにフィルムを取り付け、伸ばしながらフィルム用乾燥機に入れ乾燥させます。
乾燥させたフィルムを、引き伸ばし機という機械にセットして、印画紙に焼き付けます。
これが皆さんおなじみの写真となります。
フィルムカメラは、写真の完成に至るまでに沢山の行程があります。
フィルムカメラに触れる機会が少なくなって来ている今、貴重な体験となったのではないでしょうか。
これからどんどん新たな技術を身につけ、今後の制作に活かしていってくださいね!
表現基礎2C ー写真基礎ー
担当:黒崎創先生
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スタッフ:ウコン
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