情報デザイン学科

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2019年2月11日  ニュース

2018年度 卒業展 受賞情報

2018年度 京都造形芸術大学 卒業展における、

情報デザイン学科の受賞情報をお知らせします!!!

 

 

記載情報は以下の通りです。

氏名|コース|領域|「作品タイトル」|展示場所

 

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【学長賞】1名

 

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角田麻有 | イラストレーションコース  | D領域

「new pop illustration」

 智勇館 エントランス

【選評】

この作品にはコンセプトと言われるものは存在していない。イラストレーションにコンセプトは必要がないからである。イラストレーションのコンセプトは発注者が作るものである。イラストレーションに必要な要素は、アイデア、作者の世界観、テクニック、そしてコミュニケーション能力と時代性である。この作品にはアイデアがある。構図の面白さ、全く関係性のないモチーフを組み合わせる事により鑑賞者に謎解きのような思いをさせ、いつの間にかニヤッと微笑まされている。この作品にはコミュニケーション能力も備わっている。どれを見てもハッピーな気持ちを共感させる。そして時代性も!ここで言う時代性とは、世の中がアナログへ回帰しているという点である。そして、この作品が光って見えるのは、作者が描きたいものを描きたいように正直に描いたから、それが鑑賞者に伝わってくるからである。 

 

 

【優秀賞】3名

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岡田摩耶 | 情報デザインコース  | A領域

「Jugendgedenken」

 智勇館 2F

【選評】

印刷表現に通底する「インクの定着」を覆す作品。インクの代わりに粉末を用い、それを置き重ねるようにシルクスクリーンで表現する大胆さは、メディアや技法の前提を超えた独自の表現として評価できる。わずかな振動で粉末が崩れ去る危うさを持つ本作は、現代の揺れ動く情報のあり方を想起させ、新世代の敏感な感覚をも感じさせられる。 

 

 

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鈴木光 | 情報デザインコース  | B領域

「NEW DOMAIN RE:SIGNAGE」

人間館 4F NA406

【選評】

AI、テクノロジーの進歩によって過去の〝未来〟が加速度的に現在化されつつある。未来の〝看板〟といえば映画「ブレードランナー」が革新的であったが、卓越した技巧と空間演出による鈴木の展示からは、フィクションの世界の出来事が現実となろうとしていることに立ち会える高揚感とともに、シンギュラリティについての議論を引き合いに出すまでもなく、未来想像には分けがたい不穏な気配もまたじわりと伝わってきた。

 

 

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田口郁実 | イラストレーションコース  | D領域

「islands」

 智勇館 2F

 

【選評】

 

田口が描くのは、シュルレアルな衣を纏った静謐かつ硬質なファンタジーである。

メビウス、稲垣足穂、レオ・レオーニ、鴨沢祐仁、佐々木マキ等からの影響をクールに咀嚼した作品は、寡黙でありながら、自然界に潜む秘密の物語を雄弁に語っている。丹念な研究でリソグラフの印刷技術をマスターし、自らも製版に関わることで、多様な方法論を試すことが可能となり、構築したイメージを美しい印刷物(版画)として見事に結晶化させた。

 

 

 

【コース特別賞】4名

 

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伊藤瑞希 | 情報デザインコース  | B領域

「てんじってなんだってんじ?」

 智勇館 3F

 

【選評】

身近だけど実は読めない「点字」。そんな点字に興味を持たせ学ぶきっかけを提案する本作は、情報伝達の中でも難しい教育を、まさしくB領域のテーマ「エンターテイン」として表現した秀作だ。自分の名前くらいは読めるようになりたいし、ちょっと書いて(?)みたくなる。

 

 

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鈴木 茉弓 | 情報デザインコース  | A領域

「mind composition」

創々館 1F

【選評】

イラストレーションとグラフィックデザインの間を行き来きし、秩序と感覚のバランスを、とりながら制作された作品。見る者にこれほどまでに安心と心地よさを感じさせる作品はなかなか無い。絶妙なバランスの「図形の構成」と「色彩の配置」は他のモノに真似できない。デジタル世代でありながら、色鉛筆というアナログな手法が作品の強度を更に増している。

 

 

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明治 緋奈子 | 情報デザインコース  | A領域

「Die Verwandlung」

 智勇館 4F

【選評】

フランツ・カフカの小説「変身」からインスパイヤーを受けて作られたこの映像作品は、見る者に不安と孤独感を感じさせ、まるで誰かの夢の中をのぞいているような感覚にさせられる。音楽の選び方も抜群で、この映像の浮遊感をより効果的にしている。明治さんは、演出、監督、振り付け等、スタイリング……全てを独りでこなした。彼女のディレクション能力は素晴らしく、今後が楽しみである。

 

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遠藤 真裕子 | イラストレーションコース  | D領域

「mark311」

 智勇館 1F

 

【選評】

2011年、作者が故郷の宮城で過ごした日々や家族、友人を311は一瞬で奪い去った。2018年、数ヶ月をかけて編みあげられた毛糸は、ほんの数時間でほどかれた。非常にシンプルな手法だが、それでいて驚くほどに強く鑑賞者に突き刺さる作品である。我々の想像を絶する体験を文字通り身を削りながら、正面から向き合い作りあげたことに敬意をこめ高く評価した。

 

 

【奨励賞】14名

 

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大浦 知美 | 情報デザインコース  |  C領域

「鳥類図鑑」

 智勇館 4F

 

【選評】

鳥をシンボルマークにした企業や商品のマスコットキャラクターにする事例は数多くある。多くは羽ばたく鳥のイメージであり、進化、飛躍、信頼、親しみをデザインに織り込んでいる。この作品の素晴らしい所はそれらを図鑑にするという発想と表現力であり、幼少期から鳥が大好きな作者でないと生まれてこなかったアイデアであろう。分冊形式にしてあり実在する身近な鳥たちを取り上げた「本物の鳥類図鑑」もある。

 

 

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木村さらさ | 情報デザインコース  | C領域

「景色がやわらかくなるぬいぐるみ」

 智勇館 4F

【選評】

私たちは普段何気なく目的地へ行き、そして帰ってくる。電柱を何本見ただろうか、郵便ポストに手紙を入れただろうか、三角コーンだって見ているはずだが、憶えていない。いつも無機質にそこに存在しているし、それらの多くは、硬質で寡黙である。硬い無機質なものたちが、こんなフワフワモフモフになっていたら「絵本の世界」に生きている気持ちになるに違いない。想像を超えた発想力と表現力を評価したい。

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徳重 明日香 | 情報デザインコース  | B領域

「てがきもじ」

 智勇館 3F

【選評】

手書き文字に興味を持ち(探求)、文章の内容から思いを馳せ(思考)、新たなイメージへと発想を飛ばし(発想・構想)、冊子にまとめる(表現)。地道な採集(行動)を繰り返し(継続)、友人に問うことで(コミュニケーション)完成させる。そんな7つの能力のお手本のような作品である。

 

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宮城 巧 | 情報デザインコース  | C領域 hattori studio

「BRICOLAGE BRICOLEUR」

人間館 1F ラウンジ

【選評】

スペキュラティブデザイン、ポストヒューマニティそしてレビーストロースへと。研究を通して未来考察を展開する。プロセスで経た情報を考察しアイデアスタディーへと、未来仮説の反復を行っている。卒業制作では概念図・概念模型として可視化し、四年間の思考の集積として見せてくれた。未来、あるべき姿をここから始められると幸いです。

 

 

Print

毛利 優花 | 情報デザインコース  | C領域 hattori studio

「すこやかな食 ささやかな暮らし」

 人間館 1F ラウンジ

【選評】

気候風土、背景に裏付けされたものを持って私達は継承している。食の未来を検証する時、過去、活き活きと自然環境と向き合い育まれてきた暮らし方に希望がある。その土地だからこそ生まれた技術として、文化的価値を持つ知恵。環境と共に生きる姿勢は 21 世紀的価値としてデザインの根源を見つけ出す手立てとして食の視点は欠かせない。民族的な価値創造としてこのリサーチプログラムは貴重なものとなっている。

 

 

Print

本中 友望 | 情報デザインコース  | B領域

「the 缶詰 alphabet」

 智勇館 3F

【選評】

アルファベットが動く一見単純な絵文字遊びのグラフィックワークは、3DCGによるアニメーションも巧みで、ユニークさとクオリティが評価された。とにかく、「缶詰めを開ける時のドキドキする感じを視覚化したい」という着眼と発想がナイスである。人や動物や虫や花やビスケットやチョコレートなど、アルファベットを何かに置き換える表現自体は各々意図もありそれなりに歴史もあるにちがいないが、〝缶詰め〟のそれは見たことがない。

 

 

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森田 麻子 | 情報デザインコース  | A領域

「HYACINTH EDITION」

 智勇館 2F

【選評】

森田さんは、夭逝の詩人・立原道造の足跡を実際に辿り、フィジカルに感受した世界観を豊かな発想によって視覚表現へと展開した。建築家でもあった立原の造形性は、代表作である三冊の詩集の組版設計として再解釈され、文献研究に基づく人物相関図と年表、ポスター等のグラフィック作品とともに、手作業のあたたかさに包まれた心地よい展示空間の佇まいを創出している。内容から外観が形成されていくデザイン感覚は秀逸で美しい。

 

 

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米川 実果 | 情報デザインコース  | C領域

「方言は書体で表現可能か」

 智勇館 4F

【選評】

音声を記号化した文字を見て、私たちはそれを頭の中で音声に変える。この時、記号化される前の音声をどれだけ再現できているだろうか。本作品はこの疑問に対し、「方言」のイントネーションを視覚化する書体を制作している。

 

 

かぼちゃ

浅田 拓海 | イラストレーションコース  | D領域

 

「かぼちゃアレルギー」

 智勇館 1F

【選評】

淺田くんはかぼちゃによってに強度のアレルギー症状(アナフィラキシーショック)を起こします。誤って摂取すれば命を落としかねない悍ましいかぼちゃを主題に据え、満身の力で取り組んだのがこの作品です。

 

 

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阿部 萌季 | イラストレーションコース  | E領域

「過去の私に贈る絵本」

 智勇館 1F

 

【選評】

絵本の主人公たちとともに作者も成長してきました。お仕着せの女の子のイメージを脱ぎ捨てて、主人公たちが朗らかに出かけるように、作者もこのホットな表現スタイルで道を切り開き遠くに行けますようにと祈ります。

 

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榎並 爽野 | イラストレーションコース  | D領域

「itstilllivesinmylife」

 智勇館 1F

【選評】

様々なモチーフの「質感」を表現することに純粋に取り組み続けた意欲作。その好奇心は描くだけに止まらず、3DCGにまで及んだ。共通のモチーフがメディアを横断した時、その質感にも当然違いが現れる。この作品からは、鑑賞において質感がいかに重要な情報として影響しているのかに気付かされる。展示方法も含め「質感」を主役として存在させたユニークな視点を高く評価した。

 

 

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中町 勇輝 | イラストレーションコース  | D領域

「(a)un」

 智勇館 1F

【選評】

 

何気ない日常の風景を線画で描き起こし、その過程で現れた面を抽出する。この作品からは一枚の絵の中にある「線」と「面」の関係がグラデーションの様に具象から抽象へと表情が変わる姿を観てとることができる。一度完成されたイメージから新たな要素を引き出すこの表現は、ダイナミズムと再構築の可能性を感じさせる作品となった。タイトルに隠された「あ」「ん」も含め作者のアイデアを感じた。

 

 

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廣瀬 颯 | イラストレーションコース  | D領域

「Badass Chimera (Yes.)」

 智勇館 1F

【選評】

常に絵を描く姿勢を崩さず、絵に対して全精力を注いでる。既存のキャラクターを分解し再構築させている、「破壊と再生」である。このオリジナリティ溢れる独特な展示方法は額縁という概念をぶち壊してしまった。そしてこれもまた古い角材を拾って来て、組み立てるという「破壊と再生」である。彼の持つエネルギーが爆発した力作である。

 

 

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水谷 早希 | イラストレーションコース  | D領域

「Verb between Subject and Object 

 智勇館 1F

【選評】

ビジュアルとタイポグラフィーの関係性を、既成概念にとらわれず追求していった意欲作である。水谷さんが撮る写真作品も素晴らしくそれらの写真にタイポグラフィーを配置する事により彼女の強い世界観を構築している。またポスターをただ単に壁に貼るのではなく、その什器までもデザインして、インスタレーションとして成立させているところが面白い。

 

 

【同窓会特別賞】2名

 

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木村 菜穂子 | 情報デザインコース  | C領域

「ご当地へのおみやげ」

 智勇館 3F

 

【選評】

良い意味での王道を突き抜けた作品となっています。ネット社会にいながら「地域性とは何か」「地域の土産とは何か」を突き詰めた結果の作品に仕上がっています。さらに昨今のゴミ問題に触れる内容に共感しました。

 

 

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渡邉 早貴 | イラストレーションコース  | D領域

「思い出せない数々」

 智勇館 1F

 

【選評】

面白い! しかし、その面白さを今の私たちは上手く言葉にできない。そんなユニークな作品です。開設以来、未知の領域に挑み続けている情報デザイン学科の同窓生特別賞に相応しい想像力を刺激してくれる作品です。

 

///

 

スタッフ かつ

 

 

京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展

日程:2/9(土)〜2/17(日)

時間:10:00〜18:00

場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス

詳しくはこちらから→

 

2/16(土)2/17(日)同時開催!オープンキャンパス

詳しくはこちらから→

 

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