- 2019年2月12日
- イベント
マンガ学科卒業展2018 優秀作品紹介vol.2
昨日に引き続き受賞作品を紹介したいと思います。
本日は奨励賞、優秀賞、そして学長賞の3作品です!
優秀作品紹介vol.1はこちらからも読むことができます。
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奨励賞 李正東
『異じょうな物がたり』
不思議なタイトルのこの作品は、姉を殺した犯人に主人公が復讐をする話「ルリ」、香港のごく普通のレストランで起こった心霊事件の話「潮湧記」の2本立てとなっております。
両作品を読み終えた後は心にモヤモヤが残るような後味悪い終わり方(もちろん褒め言葉として)が他の学生の作品とは違った強烈な印象を与えれくれました。
絵柄もストーリーも完成度が高く、李くんの世界観が全面に表現されています!
優秀賞 田中百恵
『人型特殊生物調査定期報告書Ⅰ』
人型特殊生物と呼ばれる「超能力者」の女子高校生、「魔法使い」の主婦、そしていたずら仕掛けることが大好きな「小人」の3人にフォーカスを当て、観察者目線でそれぞれの日常を描いたストーリー4コママンガです。
もし彼らが実在したら実際に起きるかもしれない・・・出来事を上手に表現し、誰が読んでもクスッと笑って楽しめる作品です!
観察者の男性の冷静なツッコミは必見ですね。
学長賞 中野紗季
『シラセルモノ』
あらすじは主人公の前に「シラセルモノ」という男性が現れ、7日後祖母に死が訪れることを告げます。主人公は半信半疑のまま普段の日常を過ごしていましたが祖母が突然体調を崩して入院し宣告通り亡くなってしまいます。再び主人公の前に現れた「シラセルモノ」は、次は7日後に主人公が死ぬと告げられ・・・。
この作品は「もしいつ死ぬかわかる世界なら・・・」とのテーマがメインですが、中野さんはもう1つのテーマも設けてこの作品を制作しました。
そのテーマを知った上で改めて読むと、自身や大切な人に死が近づいた時にはどのような選択や行動をするのか、死についてどう向き合って生きていくのかを考えさせられます。
作品最終ページのあとがきに2つのテーマについて中野さんの考えが書かれております。これも含めて『シラセルモノ』という作品なのだなと思いました!
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今年のマンガ学科は作品もジャンルも幅が広く見ごたえのある展示です!
展示も装飾も「今年のマンガ学科いいじゃん!」との言葉も頂いております。
展示期間はまだまだ開催中なので気軽にご来場ください!
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京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展
日程:2/9(土)~2/17(日)
時間:10:00~18:00
場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス
https://www.kyoto-art.ac.jp/sotsuten2018/
2/16(土)17(日) 同時開催!オープンキャンパス