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(大学院)写真・映像領域 LIN ZEYUN

『鏡像世界 Mirror World』

デジタル


情報爆発時代が到来した現在、人類は無防備な子供のように、再び情報というジャングルに足を踏み、迷い込む。
その時、ハイテクを持つ「神」は天から降り、迷子を巧妙なアルゴリズムで意図的に編まれた「鏡像世界」に導く。巨大な力の差と便利さにより、人が物事本体を独自認知することから逸れ、提供された情報媒介に頼るしか出来ない。迷子の人数と「神」の規模により、「鏡像世界」の物は直ちに現実の一部になる。
まさに数え切れない情報媒介によって構築された、「本物」の歪んだ反射のみ存在する「鏡像世界」に生きている。
本作は、「鏡像世界」の構築法——現代テクノロジが人に対する行っている認知改造過程を模擬している。全ての写真は家の周辺で撮影した無関連の物事である。撮影時、作者自身のアポフェニア*で現れた妄想に従い、被写体の本来の意味や構造意図を写真で破壊した。その上で、並び順で認知の方向性を変え、叙事詩という人類最古の情報伝達用文学の形で連結し、被写体の意味を徹底的に再構築した。

LIN ZEYUN

(大学院)写真・映像領域

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