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(大学院)写真・映像領域 末田 能久

『アジェのパリとスティーグリッツのニューヨーク』

フィルム/ゼラチンシルバープリント(バライタ), ゼラチンシルバープリント(RC)
120mmx180mm


鎌倉は首都圏の小さな観光都市だが、5年前突然コロナが始まり人の減った鎌倉とごく最近賑わいの戻った同地を目の当たりにした。それはあたかも全く違う場所か、或いは長い時間を隔てて見た同じ場所の変容であるかのようでもあった。この状況は都市の規模こそかなりちがうとは言え19世紀末~20世紀初頭のパリとニューヨークの風景を同じ人間の目で見たとすればそのように感じるのではないか?
この発想で上記の同時期にパリで活動していたアジェとニューヨークで活動していたスティーグリッツの「ピクトリアリズムとストレート写真」の対立になぞらえ「コロナ中の鎌倉とコロナ後の鎌倉のポートフォリオとして組み立てる」という意図で構成を考えた作品である。勿論都市の規模の違いだけではなく文化的・歴史的な違い等からくる文物の違い、現代では殆ど見かけなくなった事物、例えば馬車鉄道等は、鎌倉の実情に合わせて被写体を適宜置き換えて表現している。

末田 能久

(大学院)写真・映像領域

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