(大学院)グラフィックデザイン分野 木下 恵里
保護犬/猫を身近にするコミュニケーション・デザイン
「かわいそう」の意識変容を促す施策についての考察
本制作研究では、保護犬/猫の殺処分問題を主題として「どのようにしたら、日本において保護犬/猫がもっと身近な存在になるのか」という問いを設定し、保護犬/猫の関係者へのインタビューや先行事例のリサーチに基づいて、人々の意識・行動変容を促すコミュニケーションデザイン施策案についての考察・制作を行った。
日本において保護犬/猫の殺処分は社会問題であり、その数は減少傾向ではあるものの、年間の殺処分数は11,906頭と、いまだに殺処分が続いている状況にある。その背景には様々な要因が考えられるが、一因としてペットショップやブリーダーから犬や猫を買う飼い主が多いという現状がある。ペットショップ等が主流である理由の仮説として、①保護犬/猫を引き取るプロセスへの認知や理解度がまだ低いこと、②ペットショップ等の方が欲しい犬種を探しやすく血統書付きの犬が飼えること、③保護施設では(実際には子犬や子猫も多いが)成犬や成猫を引き取る必要があり飼いづらいといったネガティブなイメージを持たれていること等が考えられる。
上記の課題背景に基づき、本制作研究では保護犬/猫に対する認識(態度)変容をゴールと設定し、「保護犬/猫はかわいそうな動物」という思い込みを覆すためのコミュニケーションデザイン案を制作した。制作内容には、ロゴデザイン、ポスターおよびポストカードのデザイン、映像制作、Webサイトのプロトタイプ制作を含む。
木下 恵里
(大学院)グラフィックデザイン分野
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