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(大学院)グラフィックデザイン分野 楠原 いづみ + 中村 晴菜

若年者の早期離職に見るネガティブ・ケイパビリティ低下問題へのアプローチ
曖昧さの受容を促すコミュニケーションデザイン

日本社会が抱えるネガティブ・ケイパビリティ低下問題へアプローチするため、①「ネガティブ・ケイパビリティ」に「ポジティブ(肯定的)」なニュアンスを感じさせる日本語の訳語を与えること、②抽象的でわかりにくい概念の近寄りがたさを取り除くこと、③答えを出さずに持ちこたえて考え続けた証を可視化すること、の3 点をデザインの中核として、いつでも人とつながり、なんでもすぐに調べてそれらしい答えにとびつきがちな若年者の意識変容を促すコミュニケーション施策の立案を実施した。具体的には、「ネガティブ・ケイパビリティ」に「問題熟成力」という訳語を与え、象徴的なキャラクターとしてオーギュスト・ロダンの彫刻作品「考える人」と、昨今のブームにより若者にとって身近になった温浴文化(風呂・サウナ)を組み合わせた施策とした。「浸かる(つかる)」と「浸る(ひたる)」を重ねた言葉遊びで「風呂」と「思考熟成」を結び付けて、わかりやすさと親しみやすさを加えた。
「考える人」が「風呂に浸かって思考に浸り、ととのう」をコンセプトとしてグラフィックデザイン作品制
作を実施した。

楠原 いづみ + 中村 晴菜

(大学院)グラフィックデザイン分野

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