アートライティングコース 花形 照美
卒業制作では、2022年4月の同大学アートライティングコースへの入学のきっかけとなった2021年年頭から直近までの3年半に及ぶアートセンター設立に向けた葛藤と実践を、5つの章立てで綴った。
2020年年末に知った自身が責任者をしていた自社のギャラリーが入るビルが売却され、3年の賃貸契約後に返却という衝撃のニュース。銀座で30年以上運営してきた2つのギャラリーを継承する者として、その存在意義を整理し「場所がなくなる」ことにどう対応するか、自身の進退も含め、自問自答、苦闘する日々を過ごした。そのなかで奇跡的に2021年夏に「新たな場所をつくる」チャンスを得た。その場所を「アーティスト、アートワーカーのキャリアの応援」と、東京駅直結の利便性を生かして「アーティストと一般の方々との交流の促進」するアートセンターとして2023年9月に開館することができた。今日まで多くの方々の知見とアドバイスをいただき、自らと組織も学びながら展覧会を軸にさまざまな活動を実践してきた。
歴史の重圧から自身と組織を解放し、アート業界とアーティスト、アートワーカーにどのような貢献ができるか日々模索しながらも前進し続ける過程を伝えたい。
東京都
アートセンター設立物語(3年半にわたるアートプロジェクトの実践)
花形 照美
アートライティングコース
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