アートライティングコース 横山英子
建築からの視覚や体感で感じた光の衝撃は、20歳の学生時代にローマのパンテオンの天井ドームから射す絵も言えぬ、感動を覚えた光の矢だったのです。その後、日本を代表する建築家の安藤忠雄の「光の教会」で、十字架を太陽光で現すという建築手法に大きな関心を抱き、彼の建築の軌跡を追うことにしました。
安藤が敬愛する近代の建築家の巨匠のル・コルビュジェもインスパイアされたフランスのフォントネーのシトー会修道院の建築での光の取り入れ方、光の存在意味がわかりました。この修道院から初めて旧約聖書を調べ、キリスト教美術へと繋がり建築から人間が光に求めることを学びました。
現代に翻り、安藤忠雄が香川県直島に建築した「地中美術館」を訪れ、安藤がひたすら、芸術作品と光、展示室と作品、鑑賞者をつなぐ光の用い方に全神経と心を寄せたことを実感できて、とても感激した体験を得ました。また、ランドアートでも有名な米国の作家2名の自然光と作品、また、人間が作り出した人工の光を使って体感できる光の作品などで、さまざまな「光」を体験し、自分ながらの考察ができたと感じます。
書きたいことのボリュームを削ぎ落すことで、3200字にまとめました。
東京都
紀元前から現代までの建築の光を感じて ―安藤忠雄建築からの光の学び―
横山英子
アートライティングコース
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