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歴史遺産コース 2021年度卒業研履修生(東京都)

 私が「仏像のまなざしについて」という課題にしたのは、幼い頃、お寺で仏様にお祈りしたときに、仏様の慈悲に満ちた眼が、座る位置を変えてもいつも見守っていることに驚いた記憶があった。最近では美術館や博物館の展覧会で、仏像を鑑賞する機会も増えたが、誰でもそうであるが、仏像の前に立ち、まず見つめるのは、まなざし(眼)である。

 この仏像の眼が、飛鳥、白鳳、天平、平安前期、平安後期、鎌倉時代とどのように変遷するのか大変興味がわき、仏像の究極の眼と言われる玉眼に至る過程と、この平安後期に玉眼の最初の仏師は誰であるのか、先行研究をもとに考察した。

 ここで平安後期から鎌倉前半までの主な仏師の動静を見える化するために、西暦と和暦を基準とし、仏師二九名の事蹟年と僧綱位などを表記して、各仏師がどの年代に活躍し、競合仏師は誰であるか判明出来る様にした図表を作成したので、仏像や仏師に興味ある方は参考にしてみて下さい。

 最後に、先行研究や文献から参考にした資料は、必ずノートにメモ書きして置くことをお勧めします。注釈を付けるときと、再考する場合も必要になります。


仏像のまなざしについて

2021年度卒業研履修生(東京都)

歴史遺産コース

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