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聖なるラクタガルバ

文芸コース 水野 昌代

数年前から「仕事が落ち着いたら美大で絵を学びたい」と思っていたのに、その時が来たら直感で文芸コースに入学していました。学びを進めるうちに、「自分は小説が書きたかったんだ」という内なる思いに気づき、初めて自転車に乗る子供のように文章を綴りだしました。小説を書く楽しさと奥深さと、途方もない道のりを実感した充実した学生生活になりました。教え導いてくださった先生方、一緒に学べた学生の皆さまに心から感謝を送ります。

本作『聖なるラクタガルバ』は、人生の折り返し地点で立ち止まった五十六歳のみき子が、聖なる植物ヘナとの出会いをきっかけに、心と人生を再生していくスピリチュアルヒューマン小説です。『ラクタガルバ』はサンスクリット語で、「血と子宮(いのちの聖域)」を意味し、浄化と再生の象徴として古代インドで崇められてきた聖なる植物ヘナの別名です。

激動の時代を生き、人生百年時代といわれる先の見えない現代において、私たちは何を拠り所に生きていけばいいのか。その問いに対して「新たな選択肢が増えること」をねらいとしました。

水野 昌代

文芸コース

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