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「生のマテリアル」

うつろう鹿

書画コース 髙橋 佳予子

35×45cm
パピルス紙 / 砕いた墨 / シダ / 苔 / 樹皮

植物から生まれたパピルスに象形文字の「鹿」を書き、その上に植物を施した。朽ちたのち、また新たな何かが芽吹くことを想いながら

手で触れ物質を重ねることで、眼に見える小さな命の循環が生まれる

文字の意味は物質となり、再び「生」へとつながる

象徴や神の使いでもない「鹿」は、何にでもなれる文字と自然との境界の存在のようだ

 この作品は自身の死生観から始まった、生と死がゆるやかにつながっていることを確かめる行為でもあった気がする。

*撮影場所・・・狛犬ならぬ撫で鹿があり、元春日ともいわれるご縁のある神社

真横からの景色
「彷徨うマテリアル」直径12cm/土台粘土・・・・・遺品の墨と紙を粉砕し、失われた目に見えないものを結び輪廻のカタチにした。「静」のマテリアルとして再生したが、のせられた石鼓文の居心地は???
神社の境内をお散歩。なんだか物質と文字がフィットしない、、、、、何者
読めそうで読めない奇古な文字。転げ落ちて剥がれてしまえ!
時には桐箱に入れられたり。封印?!
「静のマテリアル、リニューアル」外柔内剛・・・・・紙には「外柔」、墨には「内剛」を施す。自身の理念を纏わせ、言霊ならぬ言玉として蘇る
「試作」短冊・・・・・全ての制作を終え、延長線上の試みをした。様々な「鹿」の文字をモチーフにDNAのらせん構造を模して、生命の連鎖をイメージした。これも私の中の死生観。

髙橋 佳予子

書画コース

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