いけ花と伝統文化
和の伝統文化コース 乾 富美子
私は、長年いけ花を習ってきた。いけ花には流派があり、流派のいけ花の歴史や理論、実技は学んでいたが、いけ花全体の歴史については知らないことが多く、いけ花と伝統文化について学びたいと考えた。
2024年、12月、華道が国の登録無形文化財に登録されたことから、文化財として存在し続けるために、どのような取組が可能であるか考察することにした。
まず、伝統文化がどのように記載されているかを明記し、いけ花の歴史といけ花人口について調べた。いけ花人口が減少していることが明らかになった。
いけ花に対する意識調査を行うと、いけ花のよさは認識しているが、敷居が高いと感じている回答が多かった。そして、伝統的な各流派が時代ごとに変革を行ってきたことや世界で「IKEBANA」と呼ばれて魅了されていることを知らない人が多いということも明らかになった。
今後、いけ花の楽しみやよさを感じてもらうためのいけ花体験などの取組、学校教育での体験、テレビやSNSでの発信などの工夫ができるのではと考える。しかし、一番大切なのは、指導者の育成であると考える。
2025年、いけばなインターナショナル世界大会が京都で、大阪万博で華展が開催された。いけ花は日本が誇る伝統文化であり、大切にしていきたいと考える。
いけ花についての考察を行うことで、古代より森羅万象に神が宿るという「依代」の考え方が日本人の心に宿っていることが感じられた。花を大切にする心で生けるいけ花のよさをさらに深く感じることができた。
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乾 富美子
和の伝統文化コース
乾 富美子です。
趣味は、華道・茶道・書道・美術鑑賞・歴史観賞・ゴルフ・旅行・美味しいものを食べることなどです。
還暦を迎え、今まで趣味で楽しんでいたことを深めたいと考えて、和の伝統文化に入学しました。学芸員資格も取得したいと考えて取り組みました。個人では入れない場所での見学や貴重な体験、新しい友達など、学びは人生を豊かにしてくれると実感でき、大変でしたが充実した大学生活を送ることができました。
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