和の伝統文化コース 山岸 多加乃
現在の裏千家の正午の茶事において、初座は軸を飾り、中立に軸を巻き、花を飾ることが一般的である。しかし、『天王寺屋自会記』の記録を調べると、現在のように、初座と後座の飾り方が決まっているわけではなかった。
私達が普段当たり前のように感じている、現在の茶事形式の床飾りがいつ頃発生したのか、その根源に注目し研究テーマとした。
1. 花の飾りが普及する時代
2. 軸・花の組み合わせが普及する時代
3. 軸から花へ床飾りを変えることが普及する時代
4. 初座に軸、中立で軸を巻き、後座に花が飾られることが普及する時代
上記を踏まえて、時代背景と床飾りの移り変わりを『松屋会記』『天王寺屋会記(他会記)』『宗湛日記』これらの三大茶会記の記録を調査し、統計分析することで客観的に結論を導くことができたと考える。
好きな事柄をテーマにしたことで、興味がさらに深まり、楽しく卒業研究をすすめることができ、私の知的財産となった。卒業後も、茶道の研究は続けたいと考えている。
三大茶会記にみる初座と後座の床飾り
‐現代にみる初座は軸・後座は花という床飾りはいつからはじまったのか‐
東京都
山岸 多加乃
和の伝統文化コース
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