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金碧障屏画における色彩と題材の特徴

―配色から探る短納期の工夫―

和の伝統文化コース 高野 早希子

  美術展で日本画のなかに金地背景に赤、白、緑といった原色で描かれた絵画がよくあるように思えました。それを確かめようと今回のテーマを決めました。思っていた以上の紆余曲折の後に大事な気づきもあり、なんとか形になりました。
 桃山時代の信長、秀吉といった戦国武将達によって建てられた巨大建造物の内装を彩った屏風、障子などの障屏画の数々があります。それらは金箔貼りの背景に迫力のある獅子、花鳥など狩野永徳らが筆を振るった大画面様式です。それはその時代の必然性を持って誕生したと言えることを明らかにしたいと思いました。
 卒論を通して過去を知ることは未来を創ること。そして今を生きる人は過去の人の創り出したものを享受していると言えます。享受するためにはそれを実現する人々が必要です。未来を創る人も、今を実現させる人もどちらも尊いと思い至りました。

高野 早希子

和の伝統文化コース

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