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芸術学コース 青山 いつみ

仏教の女神である吉祥天は功徳天とも呼ばれ、インド・ヒンドゥー教の美と財宝の女神ラクシュミーを原型としている。この女神は仏教に取り込まれ各経典において人々に福徳を授ける女神、毘沙門天の妻、菩薩を守護する護法神として説かれており、中国の敦煌莫高窟壁画にもその姿が確認されている。本邦においても奈良時代に吉祥悔過が国家行事となり厚く信仰されてきた。多くの吉祥天像は宝珠を持物としているが、盛華や武器状の持物を執る例も見られるためそれらの造像に決まりがあるのか疑問を持ち、本論では本邦における吉祥天像に着目し、吉祥悔過本尊、毘沙門天の妻、護法神としての各像において持物にどのような変化が見られ、それらの造像は何に基づいているのかを調査し考察した。


東京都

吉祥天像の持物の変化と信仰との関係について

青山 いつみ

芸術学コース

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