イラストレーションコース 栗林 千佳
■ タイトル
山路を下りながら (https://sites.google.com/view/silentsoup/)
■ 説明
この作品は、「From screen to green(画面から自然へ)」をテーマとし、Web上で自然が身近に感じられる登山イラストとストーリーを展開する。親しみのある自然風景イラストを、登山ストーリーを交えてHPサイトで展示する。ターゲット設定は20~30代の女性としている。自然の中に身を置くことで心が軽くなる経験を、幅広い分野で悩みを抱えやすい社会人世代(20~30代)の、自分と同じである女性に提案することで、作品を通して悩みや感情を共有しやすいのではないかと思う。作品設定としては、主人公(閲覧者)が同行者と二人で初の日帰り登山を行うことで、大自然を肌で感じつつ、悩んでいた自分を俯瞰し心が晴れていくストーリーを構成する。
この作品を制作するに至ったのは、老若男女問わず人は何かの悩みを抱えながら多くの時間をスクリーンタイム(画面を見る時間)に使っているのではないかと思ったことがきっかけである。スクリーンタイムは悩みを助長する要素となり得るため、問題が多く潜んでいる。自分自身が登山好きであることから、たまには画面から離れて自然の中へ足を運んで身を置くデジタルデトックスを行うことを提案するような登山イラスト・ストーリー作品を制作した。
対象としている若い世代は登山人口が少なく、よく知らない人が多いのが現状であるが、昨今はアウトドアジャンルの漫画やアニメ作品で人気を博しているものもあり、興味を持っている人も多いと思われる。制作には登山初心者目線で 親しみをもってもらいやすい絵柄での制作と、じっくり見てもらうためのストーリー仕立てを心がけた。作者自身が持つ記憶の中の自然な印象を忠実に再現しつつも、見た人に分かりやすい・親しみやすい印象を持たれるように、描写に主線無しのデフォルメチックな手法を採用し、相性よく馴染むアナログテクスチャ及びブラシを用いて、印象を分かりやすい筆跡や質感で表現できるように心がけた。また、単純化を意識しつつ主要な部分には書き込みを詳細に行うことで情報量を削りすぎることなくリアルさも保てるようにした。閲覧者に山や自然に興味を持っていただけると幸いである。
情景カラーイラスト(山頂)
情景カラーイラスト(山腹)
ビジュアルストーリーテリング・モノクロイラスト(山頂)
ビジュアルストーリーテリング・モノクロイラスト(往路)
ビジュアルストーリーテリング・モノクロイラスト(仕事)
ビジュアルストーリーテリング・モノクロイラスト(復路)
栗林 千佳
イラストレーションコース
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