【学生レビュー】加藤登紀子 春秋座コンサート

6月 06日, 2014年
カテゴリー : 公演レビュー, 学生目線, 舞台裏レポート 

皆様こんにちは。上田でございます。
つい先日まで連日の真夏日が嘘みたいに関西も入梅をしましたね。
少し暑さも和らいで心地がいいです(^o^)

さて、5月24日に開催しました『加藤登紀子 春秋座コンサート』。
このコンサートは、登紀子さんの音楽の原点であるシャンソンを見つめ直し、長年温めてきた企画で、大変盛況裡に幕を下ろしました。

お客様からのアンケートで

「登紀子さんとピアフの生き方に元気つけられた!」

「ピアフとデートリヒの歌が心に響いた!」

などの感想を頂きました。
影響力のある人はその人生で人々を魅了してしまうのですね。

また今回、大学内にある劇場ということもあり、登紀子さんの希望で舞台芸術学科 演技・演出コース1~2回生39名がコンサートに出演。
演出上とても重要な反戦を訴える若者の群集、終盤のピアフの葬儀に参列する場面でした。
RIMG8641リハーサルでは登紀子さんが直々に学生へ演技指導!

コンサートに出演した学生が感想を書いてくれました。
このコンサートで初めて舞台に立つ学生も多かったと思います。プロの現場を見て今後の製作活動の刺激になってくれたら嬉しいなぁ(*´▽`*)

 

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皆さん、初めまして!
この度、『加藤登紀子  春秋座コンサート』の記事を書かせていただく事になりました、舞台芸術学科1回生の杉江と申します。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

5月24日(土)『加藤登紀子  春秋座コンサート』に出演させていただきました。

加藤登紀子さんの事は、知っている人も多いと思います。特に団塊の方々は。自分も聞いたことはあります。親から加藤さんの話を聞いて、何かバリバリやってる人なんだな、と思っていましたが、実際にお会いしてみると、おしとやかな雰囲気でびっくりしました。

今回の演目は『ピアフの生きた時代』。実在の人物、エディット・ピアフの人生を、同じく実在の人物であるマレーネ・デートリヒが語るというものです。ピアフもデートリヒも、加藤さんが演じられました。

コンサートの中で出演させていただいたシーンは、反戦デモ行進のシーンで、デモに参加している若者の群衆として、学科の皆と出演しました。加藤さんと一緒に盛り上がり、反戦デモのシーンでしたけど、楽しい気分になりました。

その次に出演させていただいたシーンは、ピアフのお葬式の場面。加藤さんは革命の時とはうってかわって沈んだ雰囲気を醸し出していて、雰囲気を場面によって即座に切り替えられるところが凄いなと思いました。

今回のコンサートを通して、加藤さんの魅力に引き込まれました。声も性格もしっかりとした人で、魅力的な方でした。

そして、実際にプロの方々とお仕事するのは、とても得るものの多い体験でした。失敗できない上、大勢の観客達に見られて半端なく緊張しましたが、プロの方々はこれを公演期間中ずっと味わっていると思うと流石だなと思いました。いつかは自分も、緊張に負けずに堂々と演じられる人になりたいと思います。

そして、加藤さんの他のコンサートにも足を運んでみたいです。あのはっきりとした歌声を、もう一度聞きたいです。

では、最後までお付き合い下さり、ありがとうございました!

杉江泰典
舞台芸術学科演技・演出コース