舞台裏からコンニチハ!vol.42

11月 09日, 2011年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

こんにちは!劇場・管理のくらはしです。

立冬を目前にやっと気温が下ってきました。今年の紅葉はいつ見られるのでしょうか。

さて、この週末は加藤健一事務所『詩人の恋』でした。

加藤さん畠中さんの二人きりのお芝居でしたが、本当にパワフルで、フル回転な舞台に時間が過ぎるのがあっという間でした。重いテーマを抱えているのですが、所々でお客様の反応を見ながら挿入されるユーモアに客席も沸いていました。「ああ、この舞台と客席のやり取りが舞台のいいところだな。ライブだな。」と思いました。

ところで、加藤さん。この特殊な劇場環境(大学の中に劇場がある)ということを楽しんでくださった様子で、本番前にカメラを片手に学内を探検されていました。(もしかしてカトケン・フォト日記にアップされるかな??ドキドキ♥)

劇場入りした際、事務所に挨拶に来てくださる加藤さんですが、事務所にいるスタッフ一人一人へ「よろしくお願い致します」と目を見て挨拶してくださり、感動していました。

現在長きに渡りツアーを行われている『詩人の恋』ですが、カンパニースタッフさんがとてもわきあいあいと楽しそうでイキイキとした方々でした。

そんな1コマを垣間見たようで思わずパシャリ☆

キャストやスタッフさんを思いやる気持ちがすごく伝わってきます。



やっぱり旅はたのしまなくては♪

皆様、ただいま行楽シーズン真っ只中ですが、どこかお出かけなさいますか?

来週は元宝塚ジェンヌ・剣幸さんの『剣幸-koibumi Concert』公演。京都もよい時期になってきました。お出かけしませんか?

くらはし

舞台裏からコンニチハ!vol.41

11月 07日, 2011年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

早いもので、2011年もあと2ヶ月をきりました。
皆さん、今年の目標は達成されましたか?
私は今更、色々なことを思い出し、すでに
一人反省会をしております。

先日、『アデュシャッツ/アデュー』公演が無事終了致しました。
ジョナタンの「天使のような歌声」が会場を満たしていく心地よさ、歌詞の世界と現実とが交錯する中で垣間見える、痛みや衝動。観た人によって、全く違うものを心に残す舞台だったのではないでしょうか。
アフタートークでは、ドラァグクイーンのシモーヌ深雪さんとジョナタン。そして、舞台芸術研究センター渡邊守章先生の尽きないトークが展開され、作品を理解する上で非常に重要なキーワードが浮き彫りになっていました。
終演後、ジョナタンのラブコールで珠玉のツーショットが実現!どの角度から撮っても
本当に絵になるお2人です。

井川

舞台裏からコンニチハ!vol.40

10月 23日, 2011年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

こんにちは。舞台・管理のくらはしです。
やっぱり、山の中だからか、最近よくムカデに遭遇して大騒ぎです。戦いのあとはどっと疲れます。

さて、本日京都は時代祭のはずが雨で順延、「そんな時にはバレエを観に行こう♪」なんて、おしゃれじゃありませんか?という訳で、本日は『ロシア国立サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエ「ロミオとジュリエット」』の公演でした。
このアカデミーの方に来ていただくのは、「白鳥の湖」「くるみ割り人形」に続き3度目でした。
今回は観させていただく時間もあり、感激でした!
やはりバレエをされている方は、お綺麗です。当たり前なのですが、ため息が出るほどでした。
やはり何でも基本ですね。楽屋へ入られてすぐにウォーム・アップです。

これだけでも圧巻でした!
ご覧のとおり、たくさんのダンサーさんがいらっしゃるので、衣裳もズラッ!!

お気に入りの1枚はこちら☆ドン!

どうです~?普段こんなに並んでるところはなかなか見られなくて、思わず写真を撮ってしまいました。
たぶん、皆さん、「あのちびっ子は何をしているんだ?」と思ったに違いありません。

今回の日本公演は、「ロミオとジュリエット」と「白鳥の湖」の2作品で回られているそうで、同時に違う演目をやられるなんて、すごいです。二つのフリで頭が混乱しないのでしょうか??そこはプロの方なので、愚問ですね。
10月8日から11月3日までの約一ヶ月の日本公演な訳で、チームワークは抜群なのはもちろん、皆さんメンバー思いの方たちで、そんな事を思わされたのが、芸術監督ファージェーエフさんが本日お誕生日ということで、皆さんで歌と“芸者さん”のプレゼント!
女性の一人が着物を身につけ、髪を結って、サプライズされていました!!


公演はとても好評で、いつまでも鳴り止まない拍手の中、幕を閉じました。

あ!そうです!
本日お越しの皆様、お帰りの際は、どしゃぶりだったのではないでしょうか。お足元の悪い中でしたが、無事に家路に着かれましたでしょうか。
雷も鳴っていて、びっくりしました。そんな本日もありがとうございました!

くらはし

舞台裏からコンニチハ!vol.39

10月 17日, 2011年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

月夜の美しい季節となりました。
我が家はその昔「京都の軽井沢」と呼ばれる名所近くにあり(タクシーのおじさま談)、
まだ緑豊かな山々に囲まれて生活しています。古くからの住宅が並び、勿論コンビニなどは一切なく。夜はひっそりと車さえまばらです。そんな環境が人から不便と言われても、この最高の読書環境に大満足な本の虫です。

本日、インパクト抜群の公演チラシでも度肝を抜かれた「KYOTO EXPERIMENT京都国際舞台芸術祭2011 石橋義正(キュピキュピ)/京都創生座 番外編 伝統芸能バリアブル」

公演が行われました。怒涛のスケジュールで始まった
今年のKYOTO EXPERIMENTも、本日全ての公演が終了!!
期間中、公演を網羅された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
京都から出ずに、これだけ多種多様な舞台を短期間に楽しめる。というのは、本当に夢のような企画です。

今回の公演では、春秋座で初となる“3D映像”が使用されました。
勿論・・・あのメガネをお配りしてお楽しみ頂いた訳ですが、ご覧になった皆さん、
如何でしたでしょうか。様々な技術が一般化していくことで、これまでに舞台上では
考えも付かなかった感覚や、刺激が発信可能になり、日々そのことに驚くばかりです。
地デジ化の折、半日かかってDVDプレーヤーを接続した私には、特にそう感じられます・・・。
身体能力の限界を補完し、増幅していく2次元の世界。その行き着く果てはどこにあるの
か…。これからも、アーティストの動向に大注目です!
次回公演は、乙女必見のロシア国立サンクトペテルブルクアカデミーバレエ「ロミオとジュリエット」

公演です!まだお席がございます。
甘く儚い恋、鍛え抜かれたバレエダンサーによる最高のパフォーマンス。
最高のお時間を、春秋座がお約束致します!
ぜひ、ご来場下さい。

井川

舞台裏からコンニチハ!vol.38

10月 11日, 2011年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

こんにちは!

秋の夜風に漂うキンモクセイの香りに、少しほろ酔いしている、劇場管理のくらはしです。

さて、昨日の公演はKYOTO EXPERIMENT・笠井叡新作『血は特別のジュースだ。』でした。

ダンサーさんの体の線や息遣いに引き込まれました。皆さんの肉体美はまぶしくて、皆さんの前を歩くのがちょっとはばかられました。

作品はシーンが様々に変わって、70分で見ごたえたっぷりでした。そして最後の最後はびっくりする仕掛けに、笑いと拍手喝采で、お客様のピカピカの笑顔をお見送りいたしました。私もゲネプロを見せていただいた時に、思わず声が出てしまいました!

その笑顔のタネが準備されている様子をパシャリ☆

皆さん、何を準備されているかわかりますか~??

よく見たら・・・、

ふふふ、これがラストの鍵を握るんですが、とてつもないんですね・・・これが。

そして、こうしてみると何かの取引で大金を準備している一味に見えます。

 このお札のようなものがですね、色合いとかがすごくきれいで、たまたま拾ったものを後で返そうと一旦自分のデスクへ置いておいて、何かで席をはずして戻ってきた時に、「はっ!!」っとして、がっかりするくらいにきれいな出来でした。細部にこだわりがあるんですよ!これが!!

 っと、何故人は、お金の事になるとこうも盛り上がってしまうのでしょうか・・・。

はてさて、KYOTO EXPERIMENT京都国際舞台芸術祭は今週末16日までです。

春秋座の次なる公演はその1作品の創生座番外公演『伝統芸能バリアブル』です!

こちらもどんな公演になるのでしょう、皆様どうぞお楽しみに~☆

くらはし

舞台裏からコンニチハ!vol.37

10月 03日, 2011年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

「生命の煌き」

朝夕の冷え込みが厳しい時節となりました。

北白川周辺を散歩してみると、金木犀の良い香に思わず足を止めてしまいます。

皆さま、いつも春秋座を可愛がって頂き有難うございます。

今回は、劇場管理の井川がつとめさせて頂きます!

先日、春秋座をご贔屓に頂いています皆様には、日本芸能史でお馴染みの本学・田口章子先生によります「京都のくるわと芸能研究会」第二回シンポジウムが開催されました。

パネリストに、諏訪春雄先生・崔吉城先生・田中優子先生・鎌田東二先生をお迎えし、田口先生がモデレーターをつとめられたのですが・・・今回のテーマは「日本文化と<性>」ということで、色っぽいお話しに心がざわざわ。

当日実際のお話しを伺ってみると、現在に至るまでの宗教との関係や、春画に見る様々な要素が、あまり知識の無い私のような者でも良く理解出来る、とても素晴らしいシンポジウムでした。

来場された皆さま。次回は・・・と考えて下さっている皆さま。

次回の開催、どうぞお楽しみになさって下さい!!

井川

舞台裏からコンニチハ!vol.36

9月 05日, 2011年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

こんにちは。舞台・管理のくらはしです。

未だかつて、こんなに台風情報を観たかってくらいニュースやインターネットを観ていました。そして明らかになるあらゆるところの被害状況に驚きました。どうぞまだ地盤が緩んでいる地域もあるかと思いますので、もうしばらく皆様ご用心ください。

そんな中楽しみにしてくださっていましたお客様からのご心配もありましたが、
歌劇「ラ・ボエーム」は無事に幕を下ろしました。大変な中、皆様お越しくださり誠にありがとうございました。

今回は濃厚な公演だったような気がします。
それは、ブログを読まれている方はご存知の通り、春秋座で毎日のように稽古が行われていたことや、オーケストラピットと花道がある前代未聞な舞台づくり、そして、熱く熱くひたすら熱い演出家・岩田達宗さんの演出と牧村さんの熱血オーケストラ合わせ・・・その他いろんなことが日々続いていたからだと思います。はい。そして最後にまさかの台風。

濃厚といっても、それは楽しいばかりでもなく、正直段々笑顔を忘れてきたりした時もありました。でも、今回心がいつも前向きにいられたのは、演出家の岩田さんの言葉があったからなんです。
一番初めの稽古の時に出演者の皆さんへ「この作品は、君たち一人ひとりの物語なんだ!」と言われたのです。この言葉にぐさっと来ました。みんなで、作り上げるんだという意気込みに心が熱くなりました。
そして、さらに公演初日には岩田さんより出演者初め、劇場にも、素敵なプレゼントを持って来てくださいました。何と一輪のバラ!しかも毛筆で書かれた自筆のメッセージ。そして、「よろしく」と固く握手をしてくださいました。本当に熱い方でした。

くらはし

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