舞台裏からコンニチハ!vol.36

9月 05日, 2011年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

こんにちは。舞台・管理のくらはしです。

未だかつて、こんなに台風情報を観たかってくらいニュースやインターネットを観ていました。そして明らかになるあらゆるところの被害状況に驚きました。どうぞまだ地盤が緩んでいる地域もあるかと思いますので、もうしばらく皆様ご用心ください。

そんな中楽しみにしてくださっていましたお客様からのご心配もありましたが、
歌劇「ラ・ボエーム」は無事に幕を下ろしました。大変な中、皆様お越しくださり誠にありがとうございました。

今回は濃厚な公演だったような気がします。
それは、ブログを読まれている方はご存知の通り、春秋座で毎日のように稽古が行われていたことや、オーケストラピットと花道がある前代未聞な舞台づくり、そして、熱く熱くひたすら熱い演出家・岩田達宗さんの演出と牧村さんの熱血オーケストラ合わせ・・・その他いろんなことが日々続いていたからだと思います。はい。そして最後にまさかの台風。

濃厚といっても、それは楽しいばかりでもなく、正直段々笑顔を忘れてきたりした時もありました。でも、今回心がいつも前向きにいられたのは、演出家の岩田さんの言葉があったからなんです。
一番初めの稽古の時に出演者の皆さんへ「この作品は、君たち一人ひとりの物語なんだ!」と言われたのです。この言葉にぐさっと来ました。みんなで、作り上げるんだという意気込みに心が熱くなりました。
そして、さらに公演初日には岩田さんより出演者初め、劇場にも、素敵なプレゼントを持って来てくださいました。何と一輪のバラ!しかも毛筆で書かれた自筆のメッセージ。そして、「よろしく」と固く握手をしてくださいました。本当に熱い方でした。

くらはし