成長の記憶

1月 09日, 2012年
カテゴリー : 過去の公演 

大嶋です。本年もよろしくお願い申し上げます。
新年は実家でほとんどじっとしておりました。唯一29日に国立競技場で京都サンガの試合を観にいきまして、やはり目の前でプレイしているのを見るのは最高ですね。試合展開・試合内容ともに最高に面白いゲームだったので、良い年の瀬を過ごさせていただきました。

さて、私が担当しております「演じる高校生」。もうみなさんは公演ページのインタビューはご覧になりましたか?
法隆寺国際高校大谷高校と伺わせていただき、またかつての高校生たちにお会いしてお話してまいりました。

今回このようなことをした意図は、演劇を通じて人はどのように変わっていったか、成長していったか、ということです。
お話した皆さんには必ず、「演劇を始めたことで自分自身変わっていったこと」という質問を入れました。
さすが近畿大会で優秀校に選ばれる方々だけあって、皆さん素晴らしい答えをお持ちでした。
こうやって、変わろうとする力こそ人間の輝きであり、それがぎゅっと詰まっているのが高校生の年代を中心とした、いわゆる「青春時代」なのではないかと思います。

今回お話をお伺いしたOB・OGの方は、たまたま舞台・映像の活動を続けている方でしたが、ある人は社会人として演劇とは関係ない仕事を頑張っている人もたくさんいらっしゃると思いますし、あるいは結婚して子育て奮闘中の方もいらっしゃるのではないかと思います。

そういった方々もひっくるめて、演劇を通じて得た「青春時代」の輝きをお伝えできたらと思っています。

そして、そうした彼らの輝きを、春秋座でぜひとも感じて欲しいと思うわけです。普段あまり舞台を見たことない大人の方々も、かつての自分を思い出しながら見ていただければ、きっと何かしらの発見があるのではないかと思います。

大嶋