若者の奮闘

8月 10日, 2012年
カテゴリー : KPACへようこそ 

オリンピックもいよいよ終盤ですね!メダルの数も多いようで、選手の奮闘に毎日感動の日々です。
フェアリージャパンを応援するツチヤとしては今夜は見逃せません!

さて、劇場では昨日、通常は毎年春に行うフロントスタッフの研修会を特別に行いました。
今回は、学園祭や舞台芸術学科の授業発表公演でスタッフをする学生を中心に、KYOTO EXPERIMENTのサポートスタッフの皆さんも参加して、心構えや立ち居振る舞い、挨拶など、実際に身体を動かし声を出しての研修となりました。
通常は2日間にわけて行うのですが、夏休みのこの日は1日で!

最後は、実際にスタッフになり本番を想定した形でお客様を迎えし、現役のフロントスタッフの学生から反省点をもらい本番に備えます!

というわけで…
学生の授業発表公演や学園祭も侮るなかれ!
劇場の顔=フロントスタッフの頑張りもこっそりご期待ください。

ツチヤ

※授業発表公演の詳細は劇場ホームページで随時ご案内しております。
※学園祭は京都造形芸術大学のホームページにて近日ご案内予定です。

本日の京都芸術劇場は…

8月 04日, 2012年
カテゴリー : KPACへようこそ 

春秋座にて

響きeyeコンサート

がございます。

開演は14時30分、開場は14時からとなっております。

上演時間は途中休憩を含みまして、3時間ほどを予定しております。
当日券もご用意しております。
皆様のご来場をお待ちしております。

舞台芸術研究センター

ハンガリーから届きました。

8月 02日, 2012年
カテゴリー : 過去の公演 

夏本番!
皆さんはどんな夏休みをお過ごしでしょうか。
オリンピックで寝不足な方もいるのでしょうか。
私は個人的にフェアリージャパン(新体操)の活躍を心待ちにしております!

さてさて、様々な競技で世界の国々の選手が活躍する姿に感動させられるいま、
スポーツだけでなく、舞台や音楽も国境を越えて私たちに感動を運んでくれます。

10月14日(日)14時
春秋座オータムコンサート 情熱と哀愁のジプシー音楽
「ラースロ・ベルキとジプシー楽団&ダンサー」

テレビやスマホ、ツイッターのない時代、
各地を点々とするジプシー(ロマ)たちの音楽を偉大な作曲家たちが耳にし、
影響され新たな楽曲を生み出し、
私たちの耳に届くまでどのくらいの年月を要したでしょうか…

世界が近くなったいま、
海を越えハンガリーから日本にやってくるこの音楽は
きっと私たちに新しい感動を与えてくれるはずです!
リストやブラームスがどこかでロマの音楽を耳にし、新たな作品を生み出したように
皆さんも何か新たなインスピレーションを得るかもしれませんよ。

ツチヤ

そして、ラースロ・ベルキさんよりコメント、届きましたよ!

襲名披露公演での市川右近さん

8月 01日, 2012年
カテゴリー : プロデューサー目線 

平成24年6月5日、新橋演舞場では2代目市川猿翁、4代目市川猿之助、9代目市川中車、5代目市川團子同時襲名披露公演の初日が開きました。

4人もの襲名披露が同時に行われるのは大変珍しいことです。猿翁から見ると、4代目猿之助は甥であり、9代目中車は息子、5代目團子は孫になるので、この襲名にはいろいろなドラマがありました。そのためマスコミが大挙して押し寄せ、満員の客席はいっそう熱を帯びていました。著名人の顔も随所に見え、これほど華やかな初日はかつてなかったのではないかと思うほどでした。

猿翁は昼の部の口上にも、夜の部のカーテンコールにも登場。満場のお客様は立ち上がり、そのサプライズに大声援を送っていました。我々関係者でさえ、無理ではないかと思っていたことを見事に実現させた猿翁の役者魂には、思わず涙が溢れてきて止まりませんでした。襲名というのは命の継承であり、1代では果たせないことを、何代もかけて実現していくことなんだと改めて実感しました。

そして、幕が開いてからは、新猿之助も新中車も新團子もそれぞれの持ち味を生かして見事な舞台を見せてくれました。また、当事者である4人を全力で支えるほかの役者たちの熱演にも心を打たれました。殊に、市川右近さんの吹っ切れた、爽やかな演技が目を引きました。猿翁が病に倒れた後、一門のリーダーとして全体をまとめ、ことごとく代役を務めてきた右近さんのプレッシャーは大変だったと思います。今回の襲名にしても右近さんとしては複雑なものがあったはずです。しかし、右近さんの舞台姿はそういうことを一笑に付す清清しさがありました。まるで、自分の置かれた立場を運命と割り切り、これからこそが自分の本当の役者人生と胸を張っているように見えました。

「ヤマトタケル」でのタケヒコ役は、文字通りヤマトタケルを最後まで支える好漢ですが、その奥行きのある演技は秀逸でした。

この市川右近さんを座長とする松竹大歌舞伎が9月6日春秋座で行われることになりました。他に市川笑也、市川門之助、市川笑三郎、市川猿弥らが出演し、「熊谷陣屋」、「女伊達」を上演します。右近さんを中心とした息のあった一門の歌舞伎をぜひご覧ください。

今回のメンバーは春秋座を知り尽くした人たちばかりです。ご来場の折には、劇場入り口に掲げられた、4代目猿之助さん揮毫の、「座秋春」という扁額にもぜひご注目いただきたいと思います。

橘市郎
(舞台芸術研究センター プロデューサー)

« 前ページへ