あらすじとミニ知識
カテゴリー : 過去の公演
皆様こんにちは。上田でございます。
ふと下を見ると、道端のたんぽぽがひなたぼっこをしている様に黄色い花が咲いていました。蝶々も花の蜜を求めてひらひらと舞っていて心が和みました(*´▽`*)
蝶々といえば7月に春秋座で開催します歌劇『蝶々夫人』全2幕。
本日は『蝶々夫人』のあらすじを紹介いたします。
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舞台は100年ほど昔の長崎。
元士族の娘で今は芸者に身をやつしている蝶々さんはアメリカ海軍士官ピンカートンと結婚することになる。しかし、つかの間の気紛れのつもりのピンカートンはアメリカへ帰ってしまう。いつの日か戻ってくるという言葉を信じて待ち続ける蝶々さん。
3年後、ピンカートンは日本に戻ってくるがアメリカで別の女性と結婚しており、帰りを待ちわびていた蝶々さんの思いを知って深い後悔の念に駆られ去ってゆく。
蝶々さんはピンカートンとの間に生まれた子供に別れを告げ、そして、、、
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歌劇『蝶々夫人』全2幕は、ジョン・ルーサー・ロングの短編小説『蝶々夫人』を1900年に戯曲化されたものが原作となっています。
1900年に『トスカ』(プッチーニの代表作オペラ)初演のためロンドンに渡ったプッチーニはロング・ランで評判の芝居『蝶々夫人』を観劇しました。
次作のテーマを思い巡らせていたプッチーニは、自分の好みにあう悲劇的で純情なヒロインを見出し大変感動し、『蝶々夫人』のオペラ化を決めました。
プッチーニは日本音楽や文化などの資料を集め、構成を練りに練り、全体の構成を何度も変えながら作曲を続けていました。
また、プッチーニが尊敬するヴェルディの死や、自身も持病の悪化や交通事故で大腿部の骨折、結婚など様々な右往左往ありながら、1904年にミラノのスカラ座で初演されました。その後も『蝶々夫人』は、世界中に拡がり今日でも上演され続けている名作となりました。
今回、春秋座では初演版を元にしたミラマーレ・オペラオリジナル改訂版で上演します。
プッチーニがロンドンで芝居『蝶々夫人』を観劇しなければ、オペラ『蝶々夫人』は誕生しなかったかもしれない、と思うと運命の出会いとは不思議なものですね~。
学生さんにも自分の作品や何か将来に繋がるかも!?是非観て頂きたいです!
歌劇『蝶々夫人』全2幕のチケット発売日は、友の会会員の方は4月9日(火)、一般発売日は4月10日(水)です。両日とも朝10時から発売です。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
上田