出演者のご紹介パート2
カテゴリー : 過去の公演
皆様こんにちは。上田でございます。
この間まで夏日が続いたかと思ったら、いつの間にか梅雨入りしましたね。
この時季になると、デパートの店頭でかわいい傘やレインブーツが並んでいると雨の憂鬱な気持ちを吹き飛ばしてくれる楽しい気持ちになります♪
さて、前回『蝶々夫人』の蝶々夫人を演じられる川越塔子さんと江口二美さんをご紹介いたしました。
蝶々さんが健気に恋焦がれる相手・ピンカートン役の大澤一彰さん(6日)と笛田博昭さん(7日)をご紹介いたします。
大澤一彰(おおさわかずあき)さん。
東京藝術大学を卒業され、ローマで研鑽を積まれました。
『夕鶴』(團伊玖磨指揮・日生劇場)与ひょう役でオペラデビューをされました。
国内外で行われた様々な音楽コンクールの声楽部門で第1位を受賞されています。
サントリーホールで行われた入賞者披露コンサートでは『清教徒』『連隊の娘』のアリアでハイC#・ハイC を連発し会場を沸かせました。
180cmを超える体躯に日本人離れした高音で、常にオペラ公演ではプリモテノールを務めています。
これまで様々なオペラ公演に出演され「耳を奪う美声」、「豊かな美声を長い美声で聴かせ、役作りも的確。大柄な身体が舞台栄えする」と評されています。
【注 ハイC:男声(テノール)の「ハイC」はドの1一オクターブ上のドの音で、「ハイC」が出れば、文句無しといわれている。】
笛田博昭(ふえだひろあき)さん
名古屋芸術大学音楽声楽科を首席で卒業され、同大学院音楽研究科専攻を修了され、2003年名古屋芸術大学特別公演「トゥーランドット」でオペラデビューをされました。
これまでに多数のオペラコンサートに出演されています。
2007年にモルドバ共和国で開催された第9回マダム・バタフライ世界コンクールで第1位を獲得されています。
ベートーヴェン『第九』等のソリストを務められています。
【注 マダムバタフライ世界コンクール:世界的なオペラ歌手三浦環の精神を後世に伝えるため、三浦環の弟子で歌手であった小林伸江が1967年に日本で第1回大会を開いた。】
来月から春秋座で本番に向けて『蝶々夫人』の稽古が始まります。
また皆様に稽古の様子をお伝えします。
お楽しみ~\(^o^)
上田
今年で5回目を迎えます!
カテゴリー : 過去の公演
皆様こんにちは。上田でございます。
日中の気温が高く暑い日が続いていて、「夏本番になったらどうなるのだろう…」と困惑しております。
さて、夏が過ぎて秋9月6日(土)、7日(日)には、春秋座の大人気公演『立川志の輔 独演会』を今年も開催します!
公演チラシとポスターが完成し、造形大のチラシラックにも設置しておりますので、是非お手にとってご覧下さいませ!(^▽^)
2009年から始まった志の輔独演会は、今年で5回目を迎えます。
志の輔師匠のドキュメンタリーを見た橘プロデューサーが“春秋座なら師匠もお客様も満足してもらえる会になるに違いない!”と師匠へ宛てた熱意の手紙から始まりました。
そして、志の輔師匠はこの大学の中にある劇場の雰囲気や熱心な学生フロントスタッフの姿を見ておられて、春秋座を気に入ってくださり、毎年独演会を春秋座で開催するにいたりました。
チケット前売開始は、友の会先行発売6月4日(火)10時~、一般発売6月5日(水)10時~です。
5月31日(金)までに友の会ご入会頂いた方は先行発売をご利用いただけます。
毎年超満員でチケットも完売必至公演ですので、カレンダーにチケット発売日チェックをお忘れなく(笑)
皆様のお越しをお待ちしております。
上田
本日の京都芸術劇場は…
春秋座にて
世阿弥生誕六百五十周年記念
観世流宗家観世清和師による『翁』
がございます。
開演は18:30、開場は18:00となっております。
上演時間は休憩含めまして2時間程を予定しております。
「翁」上演中はお席までご案内できませんので、お時間に余裕を持ってご来場下さい。
当日券もございます。
当日券の販売は開演1時間前より開始となります。
また、関連プレトークといたしまして
「『翁』とその起源について」
をギャルリ・オーブ(京都造形芸術大学内)にて16:30より行ないます。
18:00頃終了予定。入場無料です。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
今日はニャンの日パート25 主に遊ばれています。
カテゴリー : 今日はニャンの日
皆様こんにちは。上田でございます。
前回のニャンの日でツカモトさんがご紹介されていた猫扉。
我が家にも欲しい!と、いい年して父に駄々をこねたのですが相手にしてもらえませんでした…
話は変わりまして、先日、大阪の博物館で開催されている幽霊や妖怪画が集められた特別展を観に行ってきました。
定番の幽霊画や妖怪画が並ぶ中、化け猫や猫又など猫をモチーフにした妖怪画もあり、悪そうな顔で描かれている姿に猫好きとしてはちょっと複雑な気持ちでした…
しかし何百年前の人たちから見た猫は、ギョロっと光る目や鋭い爪が怖かったのかもしれないですね…(-_-;)
「誰が怖いって?」
ひ~!にらまれてしまいました!
猫が獲物を狙っている時はこんな顔をしているのでしょうか。
「失礼ね!
ほら、キャットフードのモデルさんに似てかわいいでしょ?」
飼い主の欲目。
「最近はこんなことされて遊ばれています。いい迷惑!」
「あーあ、今日も飼い主の相手に疲れたわ…」
相手にしているのか相手にされているのか…
ミミは基本的におとなしいので父と私によくちょっかいを出されています。
本当に嫌なときは大きなため息をつきます。
今日も遊んでくれてありがとう!
上田
本日の京都芸術劇場は…
春秋座にて
がございます。
開演は18:00、開場は17:15(ロビー開場。本開場は17:30)となっております。
上演時間は休憩含めまして2時間程を予定しております。
チケット完売のため当日券はございません。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
出演者のご紹介♪
カテゴリー : 過去の公演
皆様こんにちは。上田でございます。
先日、春秋座で新人学生フロントスタッフの研修を行いました。
初々しく真剣に取り組んでいる姿を見てこちらも改めて身が引き締まりました。
また指導者として研修に参加してくれた現役学生フロントスタッフが丁寧に指導している成長した姿に思わず目頭に熱いものが…
春秋座にお越し頂いた際はフロントスタッフの初々しい姿、また成長した彼らの雄姿もぜひご覧下さいませ!
※フロントスタッフ研修の様子は後日ブログでご紹介します。\(^o^)
さて、話は変わりまして
7月に春秋座で開催します歌劇『蝶々夫人』全2幕。
今日は、主役の蝶々夫人を演じる川越塔子さんと江口二美さんをご紹介いたします♪
蝶々夫人役(6日)の川越塔子(かわごえとうこ)さん。
2010年の『夕鶴』でつう役、2011年『ラ・ボエーム』ではミミ役。そして今回『蝶々夫人』で春秋座には3度目のご出演です。
2011年の『ラ・ボエーム』の時にもご紹介させていただきましたが、川越塔子さんは東京大学法学部出身で、東大卒業後は、武蔵野音楽大学大学院声楽専攻に進み、2002年日本オペラ協会公演「夕鶴」つう役でオペラデビューをされました。
イタリア留学も経験されイタリア語もご堪能です。(川越さん曰くイタリアは「第二の故郷」だそうです。)また日本舞踊も学ぶなどマルチな才能を兼ね揃えられています。
そしてもう一人の蝶々夫人 江口二美(えぐちつぐみ)さん。
大阪府出身で滋賀県の高校から愛知県立芸術大学を経て、同大学院を卒業。またミラノへ留学も経験されていらっしゃいます。
高校生の頃から声楽コンクールで受賞されたり、大学院在学中には「中村桃子賞」を受賞されています。
『ラ・ボエーム』『カルメン』『魔笛』『椿姫』『黒蜥蜴』など多数のオペラ作品で主演を務められています。
また母校がある滋賀県のびわ湖ホールでリサイタルを開催されていらっしゃいます。近年では、マルチで活躍している作曲家・青島広志氏と全国で共演されています。
また、お二人ともブログをされているので、是非一度覗かれてみてはいかがですか?
普段あまり知ることができないソリストの方がどのような生活をされているのか、また舞台に対する想いなど見ることができて楽しい内容です(^▽^)
最近では講師のお仕事や公演、蝶々夫人の稽古など多忙な日々を過ごされています。
次回はピンカートン役の大澤一彰さんと笛田博昭さんをご紹介します。お楽しみに~
上田
舞台裏からコンニチハ!vol.62
イマイです。
ゴールデンウィークは皆様いかがお過ごしでしょうか?
多い人では10連休にもなるそうですね。京都市内も賑わっております。
さて先日4月27日(土)春秋座ではP.P.Pasolini’s Calderon『カルデロン』を上演いたしました。
イタリアの詩人・映画監督として知られるピエル・パオロ・パゾリーニの戯曲集に収められた代表作6作品を、日本初演をする企画で今回で最終章を迎えました。
構成・演出には本学の舞台芸術学科長で、先ごろ第16回鶴屋南北戯曲賞、さらに平成24年度(第63回)文化庁芸術選奨文部科学大臣賞〔演劇部〕を受賞した川村毅。
今回の舞台は春秋座の舞台上に客席を設けた特設舞台上舞台でした。普段の春秋座の公演とは違う角度の舞台上の客席はいかがでしたでしょうか?
昼夜公演の間には『カルデロン』の翻訳をされた、演劇評論家でもある田之倉稔先生をお招きして、川村毅先生と濃密なトークを繰り広げていただきました。
そんな『カルデロン』の会場で販売していたのはコチラのにゃんこバック・・・!!
このにゃんこたちは川村家の小夏ちゃん、愛ちゃん、睦ちゃんなんです。
赤色と黒色の2種類あるこのバックの収益金は被災地の猫の為に寄付されるそうです。
会場では赤、黒セットで買っていかれるお客様も。
パゾリーニ上演企画最終章の最終企画で、6月22日(土)、23日(日)に京都芸術劇場studio21にてリーディング公演「ピュラデス」を行います。
出演者はプロの俳優とオーディションで選ばれた方です。
お楽しみに!!
ちなみに「ピュラデス」の会場でもにゃんこバック販売します!!
まだご購入されていらっしゃらない方、迷われている方是非この機会に!!
イマイ
本日の京都芸術劇場は…
カテゴリー : KPACへようこそ
春秋座にて
Team申 番外公演III~今、僕らが出来ること~
朗読劇 お文の影・野槌の墓
がございます。
開演は18:00となっております。
上演時間は1時間45分程を予定しております。
終演後にはトークショーがございます。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
不思議なご縁
春秋座では7月6日(土)、7日(日)にオペラ「蝶々夫人」を上演しますが、6日に蝶々夫人を演じる川越塔子さんは「夕鶴」(2010年)、「ラ・ボエーム」(2011年)に続いて3度目の出演になります。東大の法学部を卒業してから、武蔵野音楽大学に入り直し、オペラ歌手になった珍しい経歴を持った方です。私が初めてお会いしたのは「夕鶴」の宣伝のため京都に来ていただいた時でした。大変気さくな方で初対面でも話が弾みました。
「法学部にいた時、仲間と食事をしていると『激辛のカレーライスを注文したものの、とても食べられない代物の場合、払い戻しが効くかどうか?』と1時間以上も激論を交わすんですよ。とても、私に向いている世界とは思えませんでした」
イタリアに留学していた頃の話、好きな食べ物の話、とても面白い話ばかりでした。
「ご出身は?」と訊くと「宮崎です」とのこと。
私はふと「もしかしたら?」と思いました。30年前、私は宮崎でオペラの演出を2年続けてやったので、宮崎オペラ協会と川越さんの接点を訊く気になったのです。
「高校を卒業して東京に出てしまったので、オペラ協会とは関係ありません」
「それはそうだよな」と少しがっかりしていると、「でも、会長とは接点があります」
「えっ?見山靖代さんをご存知なんですか?」見山さんは私に演出依頼をしてくれた方で今でも親しくさせていただいていたのです。
「ええ、ご主人が高校時代の先生でした。コーラス部で大変お世話になりました」
不思議なご縁に、私はびっくりしました。もちろん、見山さんからは、川越さんのことは何も聞いていませんでした。
早速、見山さんに電話するとあちらも大喜びで「不思議なご縁ですね。必ず夫婦で見に行きます」と言ってくれました。考えてみれば私が宮嵜で演出した時、川越さんは小学校に入ったばかりでしたから、オペラとは全く関係が無かったわけです。
見山さんご夫婦は「夕鶴」に続き「ラ・ボエーム」も見に来てくださいました。
川越さんもその後、「高野聖」や「天守物語」(再演)、「セヴィリアの理髪師」などで主役を演じ、今や藤原歌劇団のドル箱となっています。
今度の「蝶々夫人」は川越さんにとっても大きな挑戦です。ご縁がさらに深まるような画期的な公演にしたいと思っています。見山さんご夫婦もまた駆けつけてくださることでしょう。皆様とも新しいご縁が出来れば幸せです。
橘 市郎
(舞台芸術研究センター プロデューサー)