「モーツァルトの生まれ変わり!?」

7月 15日, 2014年
カテゴリー : 過去の情報(~2016.3) 

みなさまこんにちは!
7月も半ばにさしかかり、猛暑日もこれから増えてでしょうか。
暑さにはめっぽう弱いイマイです。

9月28日(日)にここ春秋座に登場する、桂米團治さん!!
先日、公演のプロモーションのため京都までお越しいただきました。

まずは、エフエム京都α-stationの「Sunnyside Balcony」にご出演いただきました。
京都にまつわるお話や、“おぺらくご”の誕生エピソードなど、
その面白いお話にスタッフルームにいたスタッフ全員爆笑!

写真
そして、続いてはKBS京都ラジオ「森谷威夫のお世話になります!!」へご出演。

米團治KBS
この日のリクエスト曲は「フィガロの結婚」序曲。
モーツァルトの生まれ変わりとご自身でも語っておられるほどモーツァルト好きの米團治さん。
この「フィガロの結婚」序曲は約4分10秒ほどの曲なのですが、指揮者によっては4分を切る演奏をする事もあるそうです。
オーケストラにとっては4分を切るのはとても大変。なので、ここから始まるオペラ3時間のうち、頭4分とたたないうちにヘトヘトになってしまうのだとか。
そこに注目する楽しみに方もあるんですよ、と米團治さんから教えていただきました。

プロモーション後半は雑誌の取材を春秋座に移動して行いました。
「花道歩いていいですか?」と劇場の花道で扇子を優雅にもち、着物でビシッと立たれてカメラにポーズをとられる姿はかっこよかったです。

公演当日はどのように登場されるのかも楽しみですね。

イマイ

不朽の名作「王様と私」に触れるまたとない機会

7月 01日, 2014年
カテゴリー : プロデューサー目線, 過去の公演 

白馬に跨り颯爽と現れし暴れん坊将軍こと八代将軍徳川吉宗。その人は皆さんご存知の松平健である。そのマツケンが何と今月春秋座に登場する。ブロードウェイ・ミュージカルの名作「王様と私」で、チョンマゲに殿様ならぬスキンヘッドに上半身裸の王様となってやってくるのだ。「王様」といえば58年も昔になるが、アカデミー賞を総なめした映画のユル・ブリンナーが有名である。
そもそも、時代劇の将軍として定着している健さんが、ミュージカル「王様と私」に出演したのが当時34歳のころで、この出演経験がもとに、初めてミュージカルに関心を抱いたという。それ以来、頻繁にブロードウェイやラスベガスに足を運んで、ミュージカルやレビューショーを学んだ。その表れが舞台に反映され、「マツケン」のショーにも独特の感性が取り入られ、人々に共感をもって受け入れられている。その松平健主演「王様と私」の初演は、1988年9月、東京宝塚劇場で行われ、好評につきその翌89年には3~4月の2ヶ月にわたり帝劇で再演。そして、その翌90年8月に名古屋中日劇場で再々上演された。当時、中日劇場で勤務していた私は、初めて健さんと仕事をした時の印象が鮮烈に焼き付いている。あの時代劇スターがブロードウェイ・ミュージカルなんて、実は大いに違和感があった。しかし舞台稽古、初日と目の当たりに接していくうちにその感覚は完全に払拭されていた。貫禄といい、歌といい、ダンスのしなやかさなど実に見事だった。相手のアンナ先生は、宝塚で一時代を築いたツレさんこと鳳蘭。さすがにミュージカル、レヴューはお手の物。健さんを相手にあの名曲「シャル・ウィ・ダンス」のシーンは絶品で、いつも健さんが楽しそうに踊る表情が忘れられない。
あれから時を経て、2年前の2012年。何と22年ぶりにまた「王様と私」が復活した。それも3年かけて日本全国を縦断する大規模な企画。これは何としても京都へこの名作を呼び寄せねばと、初年度ツアーの8月、びわ湖ホールの会場へ駆けつける。22年ぶりに改めて観劇すると、もう、懐かしさとともに、これは是非とも春秋座公演を実現せねばならないという使命感に駆られた。終演後、早速健さんの楽屋へ伺い、「京都でもやりましょう!」と公演交渉をしてしまった。
健さんとは、1990年の「王様」中日劇場公演から18年後に「ドラキュラ伝説」という創作ミュージカルでまた再会する。“暴れん坊”と並行してミュージカルもライフワークなのである。その後2010年、2011年と、2作のミュージカルに関わり、おかげで親交を深めていくことができた。
この度、本来なら制作チームに公演依頼をするところ、いきなり王様へ切り出してしまったのが功を奏してか、春秋座公演が決定するに至った。
ブロードウェイ・ミュージカルを代表する、リチャード・ロジャース&オスカー・ハマースタイン2世の流麗な音楽に彩られた名作中の名作。王様は松平健、今回のアンナ先生はリカちゃんこと紫吹淳。優雅でコケティッシュな演技に定評のある元宝塚歌劇月組の男役トップスターである。出演者・スタッフ総勢80名でおくる大掛かりで本格的なミュージカルが、この度公益的事業の一環として信じられないような安価で観ることができる。一昨年、昨年と全国を巡り、関西方面にもやって来たが、何が何でも京都を素通りさせるわけにはいかない。この安い料金で何としても本学学生に、京都市民に観ていただきたいのである。そして市内でも我が劇場で行わなければ自分がここに居る意味がない。果たして3年かけた集大成が、いよいよ京都春秋座にやってくる。「王様と私」を知らない学生はいるかもしれないが、役所広司で公開された映画「Shall we ダンス?」や、同名アメリカ映画でリチャード・ギア主演によるリメイク作は記憶に新しいだろう。おかげさまで一般席は完売だが、補助席はまだ若干残っている。この機会に是非「シャル・ウィ・ダンス」を体験し、不朽の名作をじっくりと堪能していただきたい。

舘野 佳嗣
(舞台芸術研究センター プロデューサー)

本日の京都芸術劇場は…

6月 28日, 2014年
カテゴリー : KPACへようこそ 

春秋座にて

第13回 響きeyeコンサート

がございます。

13:30開場、14時開演。
上演時間は約2時間20分を予定しております(途中休憩有)。

当日券もございます。

皆様のご来場をお待ちしております。

舞台芸術研究センター

今日はニャンの日パート38 my cutie pies! 我が家のかわいいネコ達

6月 22日, 2014年
カテゴリー : 今日はニャンの日 

みなさま、こんにちは。
共同利用・研究の担当のツカモトです。
まだ雨の少ない梅雨いかがお過ごしでしょうか?

今回のニャンの日は猫と一緒に暮らしていてかわいいなー、と思った瞬間をランダムにご紹介します。

ちまたは、ワールドカップ一色ですね!
近頃とても甘えん坊の巨大猫プイプイをだっこしながら
サッカー観戦です!
Exif_JPEG_PICTURE
さて、我が家の猫は気持ちのいい日差しに誘われて、ベランダで鳥や虫を見るのが日課です。

柵から乗り出し過ぎてひやひやします。
Exif_JPEG_PICTURE
Exif_JPEG_PICTURE 
そして、外にいて暑くなりすぎたら部屋に入ってきます。

まったりとしているミラコ。

なにかしら、妖艶な雰囲気をかもしだしております。
片足が落ちている体勢は本当に楽なのか、、、?
ギモンです。
Exif_JPEG_PICTURE
時には少し離れて昼寝してみたりしております。
以前のブログでも紹介したのですが、彼らは兄妹だけあって、体制がよくシンクロしております。
それが何ともいえずかわいいのです。
Exif_JPEG_PICTURE
最近ちゃんとするようになってくれたのが、目の掃除。
熱心に毛繕いしております。
Exif_JPEG_PICTURE
「何かようですか?」と言わんばかりのぷいぷい。
Exif_JPEG_PICTURE
おやおや、、、?布団の影から何かが見えてますよ?
Exif_JPEG_PICTURE
ペロリとめくると、のんびりお眠り中のペトチでした。
大きなアクビで「せっかくいい気持ちだったのにー」とアピール。
でも、あんな肉球だけ見えてたら思わずめくっちゃいますよね?
Exif_JPEG_PICTURE
やっぱり何回書いてもとっても私事なニャンの日ブログ。
恐縮してしまいますが、ちょっとでも多くの方がほっこりしてくださったらうれしいです。

また、次回もお楽しみに!

ツカモト

 

 

 

 

 

カゲアナ研修 レポート

6月 20日, 2014年
カテゴリー : KPACへようこそ 

こんにちは!西田です。
先週の6/14(土)、元NHKキャスターの鈴木愛悠(すずきあゆ)さんを講師としてお迎えし、
学生フロントスタッフのためのカゲアナウンス研修が行われました。
Exif_JPEG_PICTURE
カゲアナとは、公演の際に開演前や終演時に聞こえるアナウンスのことです。
”声で伝える”プロのアナウンサーである鈴木さんに、教えて頂く大変貴重な機会・・・!
その現場をのぞいてきました。

鈴木愛悠さんは、
19歳からテレビ出演・司会業を始められ、22歳でキャスターとなり、
5年間福井・京都でニュースキャスターとして活躍後、今年4月に独立。
話し方を通して美しい女性を育てたい!という想いから、
『悠話舎』を設立し“ 声と身体のコンシェルジュ”として活動されています。

Exif_JPEG_PICTURE「こんにちは!」
と一人ひとりの学生に声を掛けてくださる鈴木さん。
その透き通る美しい声に感動・・・

研修は、発声練習から始まり、音を美しくする“鼻濁音”を実践。
それらを踏まえカゲアナウンス原稿を練習し、いざ前で発表!!!
Exif_JPEG_PICTURE
一人ひとり、きらっと光る声の個性があります。
良いところを伸ばし、一音一音、丁寧にアドバイスをしてくださる鈴木さん。 
Exif_JPEG_PICTURE
①よく通る
②よく響く
③自然に
この三点が話し声で大切なポイント。

「相手を声でおもてなしする」という意識で
ゆっくりと丁寧に、表情をつけ、心地よさを感じてもらうことが
大事なのだそう。

印象的だった言葉。
「私も、最初は全く自信がありませんでした。
でも今は声に自信がある、といえるようになった。
それは、自分はこれだけ毎日お稽古を積み重ねてきた、と思えるから。」

華々しい経歴の裏には、きっと血のにじむような努力をされてきたのだろうな、と感じます。
そのプロフェッショナルでストイックな姿勢に、衝撃を受けました。

「相手に伝わらなかったら、それは話していないのと同じ。」
という一言が、胸に突き刺さりました・・・
つい、恥ずかしさや緊張でうまく伝えられないことがありますが、
それは変えていけるものなのだと、鈴木さんに教えていただきました。

ありがとうございました!!! 
RIMG8911.
西田

立川志の輔独演会からの~

6月 16日, 2014年
カテゴリー : チケット情報, 公演情報, 過去の公演 

皆様こんにちは。上田でございます。
5月31日に開催しました『立川志の輔独演会』は嬉しいことに今年も満員御礼!
京都だけでなくご遠方からもご来場いただき本当にありがとうございました。

演目に関して、事前にお客様からお問い合わせいただいているのですが、
スタッフも開演するまで判らないのです…(汗)
これもひとつのお楽しみにしていただければ幸いでございます。

今年度の演目はコチラでした!↓【志の輔独演会】本日の演目13時【志の輔独演会】本日の演目17時前座の志の太郎さんが会場を温められ、
立川志の輔師匠の創作落語『親の顔』と
大岡裁きの一編である人情噺『帯久(おびきゅう)』を口演しました。

公演終了後にアンケートの回収を行っておりまして、いつも志の輔独演会のアンケートはトップの回収率!皆様本当にご協力ありがとうございます!

お書きいただいた感想からほんの一部をご紹介します。

・前半は気持ちよく笑え、後半はグッとした話に集中し、色々考えながら笑いも含んでいる素晴らしいものでした。(10代男性)

・落語というものがこんなにも人の心を動かし、そんな中でも笑いを忘れることのないものだと実感できました。本当に来てよかった、できれば来年も見に来たいと思います。(10代男性)

・『帯久』胸が透くような、心のにごりが流されるような気持ちです。(20代女性)

・人情味あふれる大岡様のお裁き『帯久』にはぐいぐい引き込まれました。『親の顔』はとにかく大笑いしました。(40代女性)

・志の輔さんの人柄・話芸に引きこまれ『帯久』の最後のほうは胸にぐっときてほろりとしましたがオチで大爆笑。(40代女性)

・『帯久』心に残る噺が増えて幸せです。(50代女性)

幅広い年代に支持されているのが伝わってきます。
特に若い世代の方は新たな世界が広がったのではないでしょうか?

またお客様から学生フロントスタッフへの温かいお言葉も頂きました。(感涙)
スタッフの方々がとてもていねいで良かった。もっと自信を持ってください。(70歳以上男性)

これからもフロントスタッフ一同おもてなし精神を忘れずに、日々精進していきたいと思います。
さてさて、話は変わりまして、今年の春秋座は秋も落語公演を開催いたします!
9月28日(日)『桂米團治 春秋座特別公演』。
201409281部では上方落語の真髄を披露し、2部は落語とオペラを組み合わせた「おぺらくご」を上演します。

おぺらくごとは、
上方落語とオペラを合体させた「おぺらくご」は桂米團治が確立した新ジャンルです。
モーツァルトの生まれ変わりと自称する本人が、人気歌劇「フィガロの結婚」を見事に上方落語に転化させ、3時間の大作をわずか30分の落語にアレンジ。
15人編成の京都フィルハーモニー室内合奏団の演奏と、2人のオペラ歌手のアリアが「おぺらくご」の世界をさらに盛り上げます。

“春秋座特別公演”と銘打っておりますが、何がどう特別かと申しますと…

花道、大臣囲いといった歌舞伎劇場の特性を生かし、落語+オペラ+歌舞伎舞台という春秋座ならではの特別企画で、同じ時代に流行った和洋文化の融合を、こだわりの落語で存分に味わっていただきます。

落語ファン、オペラファンだけでなく、初めて見る人でも分かりやすい内容で、大いに楽しんでいただけます。

チケットの発売は、友の会先行 7月1日(火)10:00~、一般7月2日(水)10:00~ です。
抱腹絶倒の舞台をお見逃しなく~!

上田

本日の京都芸術劇場は…

6月 15日, 2014年
カテゴリー : 過去の公演 

春秋座にて

 琉球舞踊と組踊 春秋座公演

がございます。

13:30開場、14時開演。
上演時間は約1時間45分を予定しております。

当日券もございます。

皆様のご来場をお待ちしております。

舞台芸術研究センター

【学生レビュー】加藤登紀子 春秋座コンサート

6月 06日, 2014年
カテゴリー : 公演レビュー, 学生目線, 舞台裏レポート 

皆様こんにちは。上田でございます。
つい先日まで連日の真夏日が嘘みたいに関西も入梅をしましたね。
少し暑さも和らいで心地がいいです(^o^)

さて、5月24日に開催しました『加藤登紀子 春秋座コンサート』。
このコンサートは、登紀子さんの音楽の原点であるシャンソンを見つめ直し、長年温めてきた企画で、大変盛況裡に幕を下ろしました。

お客様からのアンケートで

「登紀子さんとピアフの生き方に元気つけられた!」

「ピアフとデートリヒの歌が心に響いた!」

などの感想を頂きました。
影響力のある人はその人生で人々を魅了してしまうのですね。

また今回、大学内にある劇場ということもあり、登紀子さんの希望で舞台芸術学科 演技・演出コース1~2回生39名がコンサートに出演。
演出上とても重要な反戦を訴える若者の群集、終盤のピアフの葬儀に参列する場面でした。
RIMG8641リハーサルでは登紀子さんが直々に学生へ演技指導!

コンサートに出演した学生が感想を書いてくれました。
このコンサートで初めて舞台に立つ学生も多かったと思います。プロの現場を見て今後の製作活動の刺激になってくれたら嬉しいなぁ(*´▽`*)

 

———————————————————————————

皆さん、初めまして!
この度、『加藤登紀子  春秋座コンサート』の記事を書かせていただく事になりました、舞台芸術学科1回生の杉江と申します。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

5月24日(土)『加藤登紀子  春秋座コンサート』に出演させていただきました。

加藤登紀子さんの事は、知っている人も多いと思います。特に団塊の方々は。自分も聞いたことはあります。親から加藤さんの話を聞いて、何かバリバリやってる人なんだな、と思っていましたが、実際にお会いしてみると、おしとやかな雰囲気でびっくりしました。

今回の演目は『ピアフの生きた時代』。実在の人物、エディット・ピアフの人生を、同じく実在の人物であるマレーネ・デートリヒが語るというものです。ピアフもデートリヒも、加藤さんが演じられました。

コンサートの中で出演させていただいたシーンは、反戦デモ行進のシーンで、デモに参加している若者の群衆として、学科の皆と出演しました。加藤さんと一緒に盛り上がり、反戦デモのシーンでしたけど、楽しい気分になりました。

その次に出演させていただいたシーンは、ピアフのお葬式の場面。加藤さんは革命の時とはうってかわって沈んだ雰囲気を醸し出していて、雰囲気を場面によって即座に切り替えられるところが凄いなと思いました。

今回のコンサートを通して、加藤さんの魅力に引き込まれました。声も性格もしっかりとした人で、魅力的な方でした。

そして、実際にプロの方々とお仕事するのは、とても得るものの多い体験でした。失敗できない上、大勢の観客達に見られて半端なく緊張しましたが、プロの方々はこれを公演期間中ずっと味わっていると思うと流石だなと思いました。いつかは自分も、緊張に負けずに堂々と演じられる人になりたいと思います。

そして、加藤さんの他のコンサートにも足を運んでみたいです。あのはっきりとした歌声を、もう一度聞きたいです。

では、最後までお付き合い下さり、ありがとうございました!

杉江泰典
舞台芸術学科演技・演出コース

 

本日の京都芸術劇場は…

6月 04日, 2014年
カテゴリー : KPACへようこそ 

春秋座にて

公募研究Ⅰ「老いを巡るダンスドラマトゥルギー」
ライムント・ホーゲ新作 “An Evening with Judy” 

がございます。

18:30ホワイエ開場、19時より客席へご案内いたします。
開演後のご入場はお待ちいただく場合がございます。ご了承下さい。

上演時間は約1時間50分を予定しております。

全席自由、事前申込不要です。

皆様のご来場をお待ちしております。

舞台芸術研究センター

そして、春秋座は首里城となる?!

6月 03日, 2014年
カテゴリー : 過去の公演 

先日の京都は35度を記録したと…梅雨の前にもう夏が来てしまったのでしょうか!?
ハイサイ!ツチヤです。
いよいよ、来週末に開催が迫りました「琉球舞踊と組踊 春秋座公演」!!

5/28には関連レクチャーを開催、当センター所長・天野先生による能の『道成寺』のレクチャーと本学教授・田口先生の歌舞伎『娘道成寺』レクチャー、そして国立劇場おきなわ芸術監督の嘉数道彦さんの組踊レクチャー、そして最後はお三方によるシンポジウムとなり、組踊に関して詳しく知る機会となりました。
Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

さらに昨日は、沖縄から人間国宝の西江喜春さんと国立劇場おきなわの茂木さんを日本芸能史に講師としてお招きしました。
春秋座では2012年に上演した組踊『手水の縁』を、西江さんの歌三線の実演を交えながら茂木さんが解説。マイクを使わずとも響く西江さんの飴色の声が春秋座を包み、受講生のみなさんはより沖縄の伝統芸能に対する造詣と興味を深めたことと思います!

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

そしてそして、日本芸能史の前には、お二人はKBSラジオに出演。西江さんはそちらでも演奏をしてくださり、その三線と歌声が京都全域をも沖縄の音色で包み込んだわけです。

__ 1

さて、日本芸能史受講生の方、先日のレクチャーを受けてくださった方、このブログをお読みいただいている方はご存知のように、琉球王朝のおもてなしであった“琉球舞踊”や“組踊”。

昨年、ツチヤは初めて沖縄に伺い、ぜひ琉球王朝を感じてみようと首里城に出かけました!

DSC_1119

ここに冊封使の方々は来ておもてなしを受けたわけですね!

DSC_1133

こんな感じです。

 IMG_7372CR2

いまも地謡のみなさんはハチマチを頭にして演奏をされており、まるでその時代に戻ったかのように感じることも。

首里城を訪ね、改めてこの“組踊”は春秋座の雰囲気に合っている感じがしたのはなぜでしょう…ぜひお越しいただき皆様にも感じていただければと思います。

 ところで、『執心鐘入』で使われる特殊な仕掛けがあるあの釣鐘も海を越えて遥々やってくるのですが、関西では初めてとのこと!

沖縄以外の公演では、釣鐘を運べないので略式で演じられることが多く、釣られた鐘からぬっと鬼女が出てくるという演出はできないのだそうです。

それはもう、ますます見逃せませんな!

 ツチヤ

« 前ページへ次ページへ »