春秋座で“恋”しませんか?

6月 10日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

突然ですが、皆さんは“恋”してますか??
来い来いと願っても来ないのが“恋”。
“恋”に落ちるような出会いはそうそう転がっているものではありません。

例えば、
クリスマス・イブに寒さに耐えかねて火を借りにきたお針子と詩人が出会うように…
例えば、
気晴らしにと友達と忍びこんだパーティーでその家の一人娘と出会うように…
例えば、
挫折したピアニストがしだいに心惹かれあう声楽家と出会うように…

まるで、ドラマのような…どこかで聞いたような…
そう!
今年の春秋座の夏~秋にかけての社会普及系プログラムは、そんな“恋”をしたくなるような作品が三本も続きます!
普段では考えられないような物語、劇場で美声や美しい肢体から繰り出される技や演技が私たちを非日常のロマンチックな世界に誘ってくれるのでしょう!

歌劇『ラ・ボエーム』

バレエ『ロミオとジュリエット』

音楽劇『詩人の恋』

どんな出会いにも意味がある。
劇場でお会いしたお客様でそんなことをお話くださった方がいらっしゃいました。
人と人との出会いの縁。
ドラマチックな出会いではなくてもいろんな出会いを大切に思えます。

人と舞台との出会いもまたなにかの縁で結ばれているかのも…
劇場でお待ちしております。

ツチヤ

「春秋座はアクセスが悪い」?

6月 01日, 2011年
カテゴリー : プロデューサー目線 

「春秋座はアクセスが悪い」とよく言われます。確かにJR京都駅からは⑤番の市バスで50分もかかってしまいます。地下鉄で烏丸丸太町まで来て、204の市バスに乗り換えても35分はかかるでしょう。しかし、大阪からの場合は京阪電車の特急に乗り、終点出町柳まで来ると③番の市バスで15分です。
私は昨年の9月から敬老乗車証なるものを購入し、有効に使わせていただいていますが、そこで気がついたのは「上終町京都造形芸大前には実に多くのバス通っている」ということでした。市バスの③番、⑤番、204番、京都バスの55番。上終町(かみはてちょう)と言うといかにも辺鄙なところを連想させますが、実はとても便利なところです。
時間は多少かかるけれど、ゆとりを持ってお出かけいただければそう疲れずにたどり着けます。10月中には、あの大階段を上らずに済む新しいエレベーターも完成いたします。
大阪に出かけることを考えたら、京都市内にお住まいの方はどれだけ楽か分かりません。
また繁華街で食事をするとなると、結構高くつくものですが、春秋座の近くにはリーゾナブルで静かで、おいしい、雰囲気のいい店がいくつかあります。
今回は私が責任を持ってお勧めする3店をご紹介しましょう。まず日本そばのお好きな方には「皆川」をお勧めします。いかにも京都らしい店構えで、打ち水した石畳、和紙に毛筆で書かれたメニューが目を引きます。私のお気に入りは「揚げ玉入りおろしそば」。甘めのたれに具がいっぱい入っていておそばの味を引きたたせています。ちなみにお昼をここで取る時はこのメニュー一点張りで、私が注文する前に「揚げ玉入りおろしそばですね」と言われます。何とかの一つ覚えみたいで恥ずかしいのですが、ぜひ、一度お確かめください。
洋食党の方には「猫町」があります。大正ロマンを感じさせる、重厚なテーブルや柱時計が心を和ませてくれます。土、日以外はご夫婦お二人で切り盛りしていて、ボリュームのある本格的な洋食を出してくれます。奥には7~8人で会食を楽しめる個室があるのでお友達と観劇の後など寄るには最適です。
京風中華なら、徒歩1分で行ける「叡」が一押しです。こちらも、ご夫婦だけでやっている12名くらいしか入れない可愛い空間ですが、味良し、雰囲気良し、その上リーゾナブルな料金で感動してしまいます。京都にはこじんまりとした構えで本物を提供するお店が時々ありますが、まさに「叡」はそのお手本のような店です。ご主人の陳武さんと奥さんの直子さんは高校時代の同級生同士だそうで、抜群のコンビネーションがリピーターを増やしているのかもしれません。ことに「叡」のチャーハンは芸術的です。また、ランチについている前菜は大原の野菜で季節感たっぷり、直子さんの説明でおいしさ倍増です。
今回ご紹介した3つの店の詳しい情報はネットで調べられます。ここではお勧めだけになりますがお許しください。
とにかく「春秋座はアクセスが悪い」と言う風評に惑わされることなく、お出かけいただきますようお待ちしています。

橘市郎
(舞台芸術研究センター プロデューサー)

土蜘蛛の巻

5月 18日, 2011年
カテゴリー : 過去の情報(~2016.3) 

16日、春秋座では公開講座「日本芸能史」5回目、
壬生大念仏講さんによる壬生狂言が行われました。

「せりふ」を用いない無言劇であることなどが特色とされる壬生狂言ですが、
迫力ある身振り手振りとお囃子によって物語に引き込んでいきます。

今回の演目は『土蜘蛛』。
なんと言っても見せ場は、蜘蛛が吐き出す糸!糸!糸!


とってもキレイで妖艶です。
客席の色んなところから「おぉ~」という歓声が上がっておりました。

この蜘蛛の糸、重石である鉛に薄い紙を巻きつけて、
キレイな放物線を描くように作られているんですが、
なんと全て壬生大念仏講の皆さんによる手作りだそうです。
しかもこの糸を拾ってお財布入れておくとご利益があるんだとか!

演者の方々は普段は自営業をされている方や学生さんで
本職のかたわら練習をし、公演をされています。
慣わしとして、演者の方が表に出てお話をされることや名前を名乗られることは
ほとんどないそうですが、今回は特別に少しお話もしてくださいました。

毎回新しい世界との出会いやサプライズがあるこの「日本芸能史」。
来週は上原まりさんをお迎えして、琵琶の実演を行っていただきます。
どうぞご期待ください。

※受講希望の方はコチラ

さて、本日のブログは私、西村が担当させていただきました。
はじめましてでございます。
それではまた。

西村

歌劇「ラ・ボエーム」始動

5月 15日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

大嶋です。
数日間の雨の後は、気持ちのいい日が続いております。
こんな気持ちにいい日もあと3週間もすれば梅雨になってしまうんですね…。梅雨前の晴れを有効利用しないと。とりあえず外に出ないともったいないですよね。

さて、HPに掲載が開始しました、歌劇「ラ・ボエーム」の情報をお届けいたします。
先週チラシが出来上がりまして、HPのTOPにもフラッシュが流れております。

チラシ表面の上の絵は、佐伯祐三「広告“ヴェルダン”」です。茶色を基調とした色彩で、趣があって、華美ではなく、少し憂いがあるけどただ単純に退廃的というわけでなく…。この絵を見るだけで、ラ・ボエームの舞台となった、ボヘミアンたちが集う19世紀パリの雰囲気が思い浮かびます。(実際にこの絵が書かれたのは1927年ごろのようです。)

今回のチラシはなんとA3サイズ2つ折。折った中身はというと…。

文字と写真がセピア色。
橘プロデューサーのコメントと、構成・演出の岩田氏、指揮の牧村氏、公演監督の松山氏他出演者の皆さんのプロフィールが載っています。

ミミ役(3日)の川越塔子さんは昨年に引き続きのご出演です。また、日本を代表する若手テノール歌手の村上敏明さん(ロドルフォ・3日)や、関西を代表するソリストの方々が続々と出演です。

この公演の演出に関して、岩田さん曰く「劇場の機構を生かして、オーケストラピットもあるけど…花道もある、他で中々出来ないことをやってみたい…」とのこと。これ、要注目ですよ。私も今からワクワクしてます。
岩田さんとは、後日HP等でインタビューの模様をお届けする予定です。

歌劇「ラ・ボエーム」は5月25日劇場友の会先行発売、5月26日一般発売開始です。

大嶋

徒然week!vol-7~May Fair

5月 13日, 2011年
カテゴリー : 特集week! 

こんにちは。劇場・管理のくらはしです。
ご無沙汰しておりました。
GWが明けたら、この雨続き…。くせっ毛の私は、トホホです。

GW中私は、ほぼin東京でした。
向うに住む友人に久々に会え、積もる話をインドのカレー屋さんで何時間も繰り広げていました。友達と過ごす時間は、本当にあっという間です。
社会に出て思うのは、友人との時間は励みにもなり、刺激にもなり、癒しにもなります。

そして、GWを締めくくる、打ち上げ花火のようなイベントがありました!
日頃からお世話になっている大学時代からの先輩の結婚式です。

何でしょうか・・・。しあわせしかないあの場所。みんな笑って、楽しそうで。
もっといっぱいやってよ、みんなあ~!

お式も披露宴も先輩らしくシンプルででもゲストの友人のこと、家族のことを思ってくださっているのが伝わってきました。
挙式は、新郎(先輩)入場から笑いが起こるというミラクル。愛されている先輩で、みんなが祝福しているのが伝わってきて、あたたかかったです。

もっと、お祝いを言いたいのだけれど、言葉にならず。
おめでたい時もそうだし、うれしい時、感謝した時、もっともっと伝えたいのに、言葉にできなくて歯がゆく思います。こんなにも心が溢れそうなのに。
踊って表現する国に修業へ行こうかしら・・・。
っと、また脱線しそうな感じなので、そろそろ。

これは、さっきのケーキのどの部分でしょうか??

くらはし

徒然week!vol.6~東京・美術館探訪

5月 12日, 2011年
カテゴリー : 特集week! 

徒然バトン6番手ご指名頂きました劇場管理:井川です。

連休中は東京の祖母宅にプチ居候し、美術館などを巡ってきました。幾つかオススメをご紹介させて頂きます!

【「21_21DESIGN SIGHT」@六本木・東京ミッドタウン内】

印象的な建物は安藤忠雄氏設計によるものです。

現在開催中の「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展。たっぷりと詩的な世界に浸れる珠玉の展示作品群。2人の楽しげな創作雰囲気も感じることが出来ます。

倉俣氏の作品「ミス・ブランチ」を見る事は学生時代からの夢で、今回それが叶ったことは、何より嬉しい経験でした。椅子という形状、封じ込められたバラ、透明な世界・・・。会期は7月18日まで

そして、2009年10月に春秋座で公演して下さった「江戸糸あやつり人形・結城座」さんが経営されているカフェへも行ってきました!

【「COFFEE HALL くぐつ草」吉祥寺】

入口から、すでに素敵な雰囲気漂うカフェで、どきどきしながら階段を降りると、洞窟の

ような店内には沢山のお客様。昭和54年から営業をされているということで、周囲を見渡すと皆さん、寛いだご様子。新参者の私はドキドキしながら「ラムレーズン・アイスクリーム」を

堪能。こだわりのコーヒーとカレーが有名だそうですが、次回の楽しみにさせていただきます。

高校生時分、美術へ興味を持つきっかけとなった雑誌「yaso(夜想)」を編集・出版している「ぺヨトル工房」さんが運営されているアートスペース。いつも新しい発見や驚きがあり、作家を目指す方は是非お立ち寄り頂きたい場所です。
【「パラボリカ・ビス」浅草橋】
少し怖いけれど、美しく儚いもので溢れた空間に浸ることが出来ます。今井キラ個展「月行少女」&LIENS PUNKY★MONSTER初個展「~Seabedtuberosa~」を5/16(月)まで開催中。

つらつらと書かせて頂きましたが、皆さまの心の琴線に触れるものがあれば幸いです!
また、以前ご紹介しました、春秋座ホワイエ外の緑達が随分賑やかになってきました。開花の様子なども、また次回のブログでご報告させて頂きたいと思います。

井川

徒然week!vol.5~TOKIO

5月 11日, 2011年
カテゴリー : 特集week! 

こんにちは。上田でございます。

皆様GWはどの様に過ごされましたか??

私は2日から東京に出向き、某ギタリストのメモリアルフィルムライブに参加いたしました。

音楽に合わせて手を振り手を振り手を振り(略)…

最近涙もろい私は、某ギタリストの勇姿(映像)に涙目。彼がファンを思い、また彼がファンからとても愛されている事を実感し、さらに涙目。

笑いあり涙ありのいいライブでした。感動をありがとう!!

翌日は別のイベントに参加するため有明まで行ってきました。某夢の国をスルーして…。

その会場で仙台と福島在住の友達と再会しました。まさか会えるとは思ってもいなかったので驚きのあまり涙目になりました。

彼女たちから地震のこと、避難所のこと、ライフラインのこと、色んな話を聞きました。

でも彼女たちは「もっと辛い思いをされている人がいるから…でも自分の出来ることはできるだけ協力したい!」と言っていました。

自分も被災されているのに…と思いました。関西に居ながら日々のニュースを見るだけで辛く落ち込みそうな自分が逆に励まされたような気がしました。

イベント後は、カラオケで歌も歌わず、ずっとくだらない話で盛り上がっていました。

でも、そんな会話が出来る幸せを実感しました。

私にとって、本当に貴重なGWとなりました。

次に彼女たちに会えるのは夏かな…?

上田

徒然week!vol.4~家にいながらジャングルを、、、。

5月 10日, 2011年
カテゴリー : 特集week! 

こんにちは、制作助手ツカモトです。
蒸しますね~~~!
寒くてちぢこまる癖がついている私は
この暑さにどう対応したらいいかわかりません、、、。

さて、徒然week続いております。

今回のGW、実は私はずっと自宅にて、
異国のジャングルを探索する人の日記を翻訳する、
というお仕事をしていました。
なので、翻訳作業に苦闘しつつ、家にいながら海外放浪気分でしたが、
どこか実際に行きたかったなーーー。
でも、正月ハワイいったからヨシとします!!

そんな中、一日お休みして息抜きに大阪にfaifaiの公演を見に行って、
帰りは遠回りして大阪南港のモノレールに乗ってきました。
faifaiは本当にワイルドで、非日常で、とても楽しくて、
黄砂まじりの港はアメリカ映画のように
黄色いベールがかかってるようでかっこよかったです!

仕事がようやく終わったのはGW最終日前日、
このままで終われない、と思い、テレビを買いに走りました!!

そして、ついに我が家が地デジ化!
(なぜかうまくBSが見られませんが、、、)
いままでが小さすぎただけに画面の大きさにびっくりですが、
これで大画面で映画が見られる!と思うとうれしいです。

こんな地味~~~、な私のGW徒然、いかがでしたでしょうか?

え?家にずっといてもツカモトさんには
カワイイ子達がいるからいいじゃなーい、って?

ニャー、おっしゃるとおりです!!

ツカモト

徒然week!vol.3~九州の鉄道

5月 09日, 2011年
カテゴリー : 特集week! 

こんにちは、川原です。
今日は松尾塾子供歌舞伎の先行(友の会)販売の日です。
が、徒然week!をつづけさせていただきます。

このGWは珍しく劇場スタッフ全員で休みをもらえましたので、
私は実家のある九州に帰りました。
帰るたびに新幹線効果か、街がどんどん変わっていて
おどろくことばかり。また今回の鹿児島中央駅の賑わいはすごかった・・・

今回はその全線開通した九州新幹線に初めて乗りました。
   
んー、かっこいい!

大変便利になりましたが、これまで博多~新八代を走っていた
あの真っ黒な重厚感ある“リレーつばめ”がもうないと思うと少し寂しい気が。
とくに、グリーン車じゃないのになぜか一つだけ広々としたつくりの
4号車が好きだったのにな・・・ 

と思っていたら、鹿児島ローカル線を走っているのを発見!
“リレーつばめ”は廃止されたけど、使われていた車両は日豊本線・鹿児島本線で
使用されるそう、嬉しい!

ちなみにこどもの日の鹿児島市は火山灰がふっていまして、
ニュー新幹線もさっそく灰をかぶって桜島の洗礼をうけていました。

川原

徒然week!vol.2~赤目の旅

5月 07日, 2011年
カテゴリー : 特集week! 

こんにちは、土屋です。
みなさん、連休はどう過ごされましたか?
いや、まだどう過ごされていますか?の方もいらっしゃいましたね。
そう、徒然うぃーく!ということで、ここからしばし私の徒然にお付き合いくださいませ~

わたくしがかねてより行きたくてしょうがなかった「赤目四十八滝」に行ってまいりました!わーい。
“四十八”といっても48個滝があるわけではなくて滝が“いっぱい”あるということなんです。

布曳滝

骸骨滝

琴滝

巌窟滝

皆さんもマナーを守って気持ちの良いハイキングを!!
私は完璧なハイキングの装備で挑んだにもかかわらず2回ほどコケつつも
マイナスイオンをいっぱい浴びてリフレッシュしました~

最後におススメの滝。
荷担滝(にないだき)
高さが8mから二つに分かれて流れ落ちる様が人が荷を担っているようだということでその名がついたそう…「赤目四十八瀧心中未遂」という映画の中でクライマックスに登場しました!わお!

今回赤目滝では、自然の雄大さと力を感じました!安直ですが…
夏頃また行きたい!!

あ、それから昨日はちゃんと藤の花を観に平等院に行ってきたのでした!!

藤の花の香りはとっても高尚で心地の良い香りでしたよ。
皆様も来週頭までは見ごろなようなので余裕のある方は是非、足を運んでみてくださいね。

ツチヤ

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